「Instagramの集客は難しい、できない」
と感じている方が多いようです。
しかしながら、“Instagram特有のポイント”をしっかり押さえて実践し、大きな集客効果を獲得している企業も存在します。
この記事では、そんなポイントを5つのコツとしてまとめました。
- 「世界観」に徹底的にこだわる
- ターゲット層に向けて語る
- フォロワーが減ることをしない
- アルゴリズムを攻略する
- 新規フォロワーは広告で獲得する
Instagramの集客を諦める前に、まずは本記事の内容を実践してみてください。得られる成果が、変わるはずです。
さっそく1つめのコツから、見ていきましょう。
1. 「世界観」に徹底的にこだわる
1つめのコツは「世界観に徹底的にこだわる」です。
1-1. Instagramは「世界観」でつながっている
Instagramは、単なる情報媒体ではなく、ユーザーが自分の「世界観」をビジュアルで表現するプラットフォームという特性があります。
2010年に登場したときから、Instagramはモバイルで撮影した写真をメインとする「写真共有アプリ」でした。
美しい風景、アート、日常の瞬間など、さまざまな視点で自分の世界観を表現し、世界観を共有することでつながる場所が、Instagramです。
このことを理解せずに、「Instagramユーザーを、集客して刈り取ろう」と、軽い気持ちで取り組んでも、成果は得られません。
必要なのは、自社のブランドの「世界観」を十分に表現し、それに共感してくれるユーザーとつながることです。
Instagramでの集客が難しいと感じたら、
「自分たちの世界観を表現することに、どれだけ真剣に取り組んでいるだろうか?」
と、問いかけてください。
1-2. 世界観を構成する要素
「世界観」という言葉は、あいまいに感じられるかもしれません。
具体的に理解しやすく、要素分解してみましょう。
【世界観の構成要素】
- カラースキーム
カラースキームとは色彩設計のこと。たとえば、鮮やかな色でコントラストを強めるとダイナミックな印象に、淡い色合いを合わせると柔らかく優しい印象の世界観になる。 - レイアウト
写真、テキスト、アイコンなどの要素の配置の仕方。シンプル、雑誌風、ストーリーテリング、グリッドなど、統一されたレイアウトを使うことで世界観を表現できる。 - フォント
優しい、カジュアル、力強い、まじめ、レトロ、手書きなど、フォントを変えることで、世界観が大きく変わる。 - 画像・映像
写真・イラスト・動画・アニメなどの種類、色合い・雰囲気・スタイルなどのテイスト、フィルター・エフェクトなどの加工によって、さまざまな世界観を表現できる。 - ライティング(文章)
言葉の選び方、トーン(丁寧、明るい、専門的など)、メッセージの方向性など、文章の書き方も世界観に影響する。
上記の要素が、“何となく意図なしに”、配置されている状態では、世界観をうまく作れていません。
どのような世界観を作りたいのか明確にしたうえで、ひとつひとつの要素を、作りたい世界観に対して最適化します。
「最もベストな選択は何か?と考え尽くし、根拠を持って意図的に選択する」
という作業の繰り返しです。
1-3. 世界観のお手本にしたいアカウント
世界観をどう作っていけばよいのか?については、実践してトライ&エラーを繰り返すことと、良質なお手本に多く接することが役立ちます。
世界観のお手本にしたいアカウントを以下にご紹介します。
- @anniset
高いビジュアルセスでまとめられた世界観。シンプルでオリジナリティのある写真作品が並ぶ。 - @jayscale
モノクロ写真のかっこよさ。暗さや孤独を反映しながらも美しく物静かな世界観を作っている。 - @thegoodtrade
エシカルなライフスタイルを提唱するメッセージを、統一された世界観のなかで発信し続けている。 - @beautifuldestinations
世界中の美しい風景や旅の体験を、壮大な世界観で表現している。
上記のように、圧倒的な世界観を築いているアカウントに触れると、
「なぜ、世界観がないと集客できないのか?」
を体感できるのではないでしょうか。
世界観は、見る人を一瞬で惹きつける力があります。それは、かならずしもロジックでは解明できませんが、巨大なパワーを持っています。
Instagramで集客を考えるなら、まずは世界観と向き合っていきましょう。
2. ターゲット層に向けて語る
2つめのコツは「ターゲット層に向けて語る」です。
2-1. Instagramユーザーは共感性が高い
Instagramは、前述のとおり「世界観」をベースとしてつながりが構築され、ユーザーは視覚的なインパクトや直感のインスピレーションを強く受けています。
TwitterやFacebookのように、テキストベースで発展したSNSと比較すると、
「論理的に考えながら利用するのではなく、直感的に感じながら利用するユーザーが多い」
といえるでしょう。
実際に、ミレニアル世代におけるInstagramと共感性の関係に関する研究では、
〈Instagramを利用すると、共感性を強める影響がある〉
と示唆されています(出典:Yeo & Dorcas, 2019)。
集客施策としてInstagramを考えるなら、Instagramユーザーの共感を促進することが欠かせません。
共感を得ることは、顧客との良好な関係づくりの第一歩だからです。
2-2. 「語る」とはどういうことか
共感を促進するために実践したいのが、
「ターゲット層に向けて語る」
というアクションです。
“語る”とは、自分の考えや大切にしている価値観、過去の体験などを、相手と分かち合うことです。
Instagramにおいては、「深く語る」ことが重要となります。
たとえば、著名人が、シリアスな悩みを吐露する場としてInstagramを選んだり、涙を流す写真とともに体験を書き綴ったりすることは、珍しくありません。
Instagramは、TikTokやTwitterと比較して「ディープに語るカルチャーがある」といえます。
2-3. ターゲット層に向けて語る具体的なアイデア
「語るといっても、企業・ブランドのアカウントが、何を語ればよいのか?」
と迷う方もいるかもしれません。
しかし、語れること、語るべきことは数多くあります。ターゲット層に向けて語る、具体的なアイデアを、挙げてみましょう。
- ブランドや商品の開発ストーリー・苦労話・込められた思いを語る
これまでに抱えた問題や困難を振り返り、それらを克服した思い出や、どのような思いで創り上げてきたのかを赤裸々に話す - スタッフ個人のプライベートな悩みや心境を吐露する
家族、子育て、介護、生い立ち、コンプレックスなど、ひとりの人間としての悩みや考え方を分かち合う - 裏側としてスタッフのリアルな日常を伝える
顧客対応やトラブル処理に奮闘する姿、ときには悩みながら前に進む様子を発信する
上記はあくまでも一例ですが、
「あなたは、○○でお悩みではありませんか?この商品なら……」
といった、マーケティングのテクニックでいわれる“共感”より、ずっと深く共感し合うことを、意識していただければと思います。
3. フォロワーが減ることをしない
3つめのコツは「フォロワーが減ることをしない」です。
3-1. フォロワーが減っていくアカウントの特徴
せっかくフォロワーがついても、顧客になるまで維持できなければ、集客効果はゼロと同じです。
3-1-1. HubSpotによる分析
HubSpotは、Instagramでフォロワーを失う理由として、以下の5つがあると指摘しています。
- 投稿頻度が少ない、または投稿しすぎている。
- セールストークが強すぎる。
- BOTフォロワーが含まれていた。
- 一貫性のある表現(ビジュアルや言葉遣いなど)をしていない。
- フォロワーが進化しているのに、あなたがそれに追いついていない。
示唆に富んでいて、考えさせられる内容です。自社のアカウントと照らし合わせて、考えてみましょう。
3-1-2. インスタグラマーによる実践知
もうひとつ、ご紹介します。
Better Marketingに寄稿された記事より、自身のインスタグラマーとしての経験と、多数の小規模ビジネスオーナーからのヒアリングから発見されたという、4つの理由です。
- アカウントがシャドウバンされた。
- 過去に不自然な方法でInstagramのフォロワーを増やした。
- アカウントの属するジャンルが衰退期に入った。
- ユーザーの好みが変化したのに、アカウントは変化しなかった。
上記の2. と4. は、HubSpotとも共通する項目です。共通しない1. と3. について補足しましょう。
先に、3. の「ジャンルが衰退期に入った」は、アカウント自体ではなく属しているジャンルが、シュリンク(縮小)していることに連動して、フォロワーも減少している状況を指します。
SNSのトレンドや人々の興味が変わって、昔は人気のあったジャンルが人気を失い始めたときに、フォロワーが連動して減っていく、ということです。
1. のシャドウバンについては、次項をご覧ください。
3-2. シャドウバンとは
「シャドウバン」は、運営サイドから低品質なアカウントと判断されて、ハッシュタグ検索や発見タブなどの露出が減る現象です。
Instagramは公式にシャドウバンの存在を認めていませんが、挙動としては、観測されています。
上記の記事内では、
〈多くのインスタグラマーは、フォロワーが減ると『シャドウバンされた』と言うが、実際はほかに理由のあることが多い〉
という趣旨のコメントつきで、紹介されています。
3-2-1. シャドウバンの確認方法
シャドウバンされた否かの簡単な確認方法は、ハッシュタグ検索の検索結果に表示されるかどうかです。
頻度としてはまれですが、シャドウバンの挙動が確認された場合には、コミュニティガイドラインに違反する行為をしていなかったか、確認します。
身に覚えがない場合には、Instagramへ意義申立てをしてください。
3-2-2. 摂食障害や自傷行為もガイドライン違反
注意したいのは、スパム・ヘイト・誹謗中傷といった明らかに不適切な行為以外に、摂食障害や自傷行為についても、助長したり推奨したりするコンテンツは、削除対象となることです。
【摂食障害に関する案内の例】
詳しくはコミュニティガイドラインに、明記されています。よく読んで、Instagramが大切にしている価値を理解し、ガイドラインを守った投稿を行いましょう。
3-2. フォロワーを減らさないための9つのアクション
前述の内容を踏まえつつ、フォロワーを減らさないために実践したいことを、以下にまとめました。
【フォロワーを減らさないための9つのアクション】
- 多すぎず、少なすぎない、適切な頻度で投稿を続ける
一般的には「週に2〜3回、多くて1日1回まで」が推奨されますが、実際はアカウントによって異なります。フォロワー数の動向を確認しながら、最適な頻度をつかみましょう。 - 売り込み・セールスの投稿を減らす
売り込み・セールスの投稿は、全体の5%以下(20回に1回)を目安にします。共感性の高い分かち合いコンテンツやフォロワーにとって役立つ情報の発信を中心に据えてください。 - 急激に増えたフォロワーは急激に減ることもあると心構えしておく
突然のバズなどで急激に増えたフォロワーは、急激に減ることもあると覚悟しておきましょう。理想は、コンスタントに少しずつフォロワーが増えていくことです。じっくり増えたフォロワーなら、急に減ることはありません。 - アカウント全体の一貫性をキープする
世界観や文章のテイストなどをコロコロ変えてしまうと、変えるたびに、合わないと感じた人がフォローを外していきます。フォロワーの混乱を招かないよう、一貫性をキープします。 - フォロワーと一緒に進化する
一貫性をキープすることは、変わらないことではありません。フォロワーの進化に気づき、フォロワーに負けないように進化し続ける必要があります。フォロワーの進化に気づくためには、フォロワーをよく見て理解することです。 - シャドウバンのリスクがあることはしない
Instagramの「コミュニティガイドライン」をよく読んで、理解しましょう。シャドウバンのリスクがあることは、一切しないでください。 - 市場の動向に目を向ける
Instagramのジャンルは市場の縮図ともいえます。フォロワーの減少は市場の縮小(すなわちビジネス自体の危機)かもしれません。市場の動向にも目を向けながら、的確なビジネス判断をできるようにしましょう。 - フォロワーに感謝の気持ちを伝える
折りに触れて、フォロワーに支えられて企業・ブランドが存在することに、感謝の気持ちを伝えてください。フォロワーがいることが当たり前になると、フォロワーの心は離れやすくなります。 - フォロワーと直接やり取りする
アカウントの規模にもよりますが、できる限りInstagram上で、フォロワーと直接やり取りしましょう。フォロワーの投稿への「いいね!」やコメントのほか、DMも含みます。フォロワーとのつながりを強めるとともに、Instagram上で行うことで、アルゴリズムにも好影響が期待できます(アルゴリズムについては後述)。
この9項目を守り続けることで、大切なフォロワーを守っていきましょう。
4. アルゴリズムを攻略する
4つめのコツは「アルゴリズムを攻略する」です。
4-1. Instagramのアルゴリズム
ここまでにお伝えした「共感」「語る」「感謝」——といった情緒的なアプローチと同時に、理論面(アルゴリズム)を攻略することで、アカウントを強化できます。
まず、熟読してほしいページとして、Instagram公式の「Instagramの仕組みを解き明かす」があります。
7,000字ほどある長文の記事ですが、Instagramのアルゴリズムや、Instagramが大切にしている価値について、よく解説されています。
以下に、一部を抜粋してご紹介しましょう。
4-2. 「フィード・ストーリーズ」の重要シグナル
Instagramに表示されるコンテンツは、一人ひとりのユーザーに合わせて、パーソナライズ(個別化)されています。
Instagramは、どのコンテンツを・どのような順序で表示させるか、ランキングアルゴリズムによって判断しています。
フィードとストーリーズで使用される重要なシグナルが、こちらです。
- 投稿に関する情報。これには、投稿の人気度と、投稿に関する一般的な情報が含まれます。人気度は何人がその投稿に「いいね!」したかなどを含み、一般的な情報は投稿日時、動画投稿の場合はその長さ、投稿が関連付けられた地域などです。
- 投稿者に関する情報。投稿者に対するあなたの関心の度合いを表すシグナルです。直近の数週間で、あなたとその投稿者との間に何回やり取りがあったかなどが含まれます。
- あなたのアクティビティ。あなたが関心を持つ可能性があるものがわかります。あなたが「いいね!」した投稿数などが含まれます。
- あなたと特定の利用者とのやり取りの履歴。あなたが、特定の利用者の投稿にどれくらい興味を持っているかがわかります。これには、相手の投稿にコメントしたかどうかなどが含まれます。
上記の情報をもとにして、ユーザーのフィードやストーリーズに掲載される投稿が決まっていきます。
このほかにも、フィードで重視するアクションとして、以下の5つが挙げられています。
- 投稿に数秒間の時間を費やす
- コメントする
- 「いいね!」する
- 再シェアする
- 投稿者のプロフィール写真をタップする
「ユーザーが上記アクションをする可能性が高い」と、Instagramが予測したコンテンツほど、優先的に表示されます。
4-3. フォロワー数が減ってきたら関心が失われているシグナル
Instagramのアルゴリズムを、簡単にいうなら、
「ユーザーの関心の対象となれば表示されるし、関心の対象とならなければ表示されない」
となります。
アルゴリズムが具体的にどう判定しているのかを見ることはできませんが、推測に役立つのが、フォロワー数の減少です。
フォロワーが減るということは、あなたのアカウントに対して興味を失う人が増えていることを示唆します。
「フォロワーの興味関心が薄れる ⇒ フィードに投稿が表示されなくなる ⇒ ますます興味関心が薄れる ⇒ フォロワーが減る……」
という負のスパイラルに入る前に、「3-2. フォロワーを減らさないための9つのアクション」を実践して、興味関心の維持に努めましょう。
4-4. 「発見タブ」の重要シグナル
一方、新しいユーザーと出会う場となる「発見タブ」では、以下が重要シグナルとなります。
- 投稿に関する情報。投稿の人気度を測ります。どれだけ多くの利用者が、どれだけ素早く投稿に「いいね!」またはコメントしたか、あるいは投稿をシェアまたは保存したか、などがシグナルとなります。[発見]タブでは、こうしたシグナルは、フィードやストーリーズの場合よりもはるかに重視されます。
- あなたと投稿者とのやり取りの履歴。ほとんどの場合、[発見]タブに表示されるのは知らない人の投稿です。ただし、ある投稿者と過去にやり取りがあった場合、そのことが、その投稿者の投稿に対するあなたの興味を推し量る判断材料になることがあります。
- あなたのアクティビティ。あなたがそれまでどのような投稿に「いいね!」、保存、コメントといったアクションを取ってきたかや、[発見]タブの投稿にどのような反応を示したか、などのシグナルが含まれます。
- 投稿者に関する情報。直近の数週間で、その投稿者と他の利用者との間に何回やり取りがあったかなどのシグナルが含まれます。魅力的なコンテンツを投稿している人を、多種多様な投稿者の中から探し出すのに役立ちます。
4-4-1. バズれば拡散する
注目したいのは、1項目の「投稿に関する情報(投稿の人気度)」です。
〈[発見]タブでは、こうしたシグナルは、フィードやストーリーズの場合よりもはるかに重視されます〉
と書かれているとおり、新規ユーザーの発見タブに掲載されるには、人気の投稿を生み出すしかありません。
一度、バズを作れれば、大きく拡散するチャンスがあります。
しかし、人気のないコンテンツが、ユーザーとのマッチ度が高いといった理由で発見タブに表示される可能性は低いといえます。
「人気度」が、重要なシグナルなのです。
4-4-2. おすすめガイドラインの存在
発見タブでInstagramによってレコメンドされるためには、投稿の人気度のほかに、もうひとつ重要な関門があります。
「おすすめガイドライン」の基準を満たしていることです。一部抜粋すると、以下はおすすめの対象となりません。
【Instagramのおすすめ対象外となる例】
- 透けた服を着ている人の画像など、性的に露骨な表現や性的な内容を示唆する
- 美容整形を奨励または描写する
- 「魔法のように治る」など、健康についての誇張された主張を含む
- おすすめできないアカウントによってシェアされた
- 死やうつに関わるテーマを描写または軽視している
たとえば、自分では性的表現のつもりはなくても、肌を大きく露出した写真を掲載していたり、美容整形や健康情報に関するトピックを扱っていたりすると、インプレッションが減る可能性があります。
上記は一例となりますので、詳しくはおすすめガイドラインをご確認ください。
5. 新規フォロワーは広告で獲得する
5つめのコツは「新規フォロワーは広告で獲得する」です。
5-1. オーガニック投稿からの拡散は再現性が低い
ビジネス集客の施策としてInstagramを考えるとき、オーガニック投稿(通常の投稿)が発見タブから拡散して、新規フォロワーを獲得できれば理想的です。
しかしながら、それは結果論として、「そのようなバズが発生すればラッキー」程度に捉えておくのが賢明です。
前述のとおり、発見タブからの拡散はInstagramアルゴリズムによる制約が大きく、企業・ブランド側が意図して作るのは難しいためです。
人気投稿を作ることにフォーカスすれば、本記事の前半でお伝えした「世界観へのこだわり」や「フォロワーとの分かち合い(語る、共感する)」がおろそかになるリスクもあります。
では、新規フォロワーはどう増やせばよいかといえば、「Instagram広告」の選択肢があります。
5-2. Instagram広告の特徴
Instagram広告は以下の特徴から、広告運用が初めての方や小規模ビジネスを手がける方にも、チャレンジしやすい広告です。
【Instagram広告の特徴】
- 通常の既存投稿をそのまま広告に変えられる
広告専用のクリエイティブを作らなくても広告出稿できる。反応のよかった投稿を広告化できる。 - ターゲットオーディエンスの設定が細かくできる
Facebookと同じプラットフォームを使用しているため、Facebookのユーザーデータを利用して広告を配信するオーディエンスの設定ができる。 - 少ない費用からスタートできる
最低出稿費用は100円〜可能。大きな広告予算を取れない状況でも、チャレンジしやすい。
Instagram広告がどのようなものか、具体的にイメージしたい方には、Instagram公式資料の「中小ビジネスの成長と規模拡大に役立つアドバイス」がおすすめです。
5-3. 初心者でも結果が出る8つのルール
「Instagram広告運用でまったくの初心者でも結果が出る8つのルール」の記事では、初心者でもInstagram広告運用で結果を出すためのルールとして、以下をご紹介しています。
- 反応のよかった投稿を広告にする
- 写真はユーザー視点で撮影する
- ユーザーが「うん、うん」とうなずく言葉を使う
- ファンに向けて発信する
- ユーザーのコメントをよく読んで的確に返信する
- Instagramのヘビーユーザーになる
- ターゲティングは類似オーディエンスを使う
- WordPressを使う
Instagram広告を実践する際、参考にしていただければと思います。詳しくは「Instagram広告運用でまったくの初心者でも結果が出る8つのルール」をご覧ください。
5-4. Instagramとネットショップを連携するプラグイン
WordPressおよびWooCommerceを導入してネットショップを開設されている方は、『WooCommerce Instagram』のプラグインを導入しておきましょう。
【WooCommerce Instagramの特徴】
- 入者がInstagramに投稿した商品の画像をサイトに表示
- 商品カタログのデータをアップロードしてInstagram ショッピングと同期できる
- Instagram からネットショップへの流入増加に効果的
6. まとめ
以上、「Instagram集客は難しいと思ったら今すぐ実践してほしい5つのコツ」をテーマにお届けしました。
- 「世界観」に徹底的にこだわる
- ターゲット層に向けて語る
- フォロワーが減ることをしない
- アルゴリズムを攻略する
- 新規フォロワーは広告で獲得する
さっそく、今日からひとつずつ実践してみてください。
上記のコツを押さえて運用していく過程で、じわじわと増えていくフォロワーは、定着率が高く顧客化しやすいはずです。
Instagramを通じて集客し、顧客と長期的な関係づくりを進めていきましょう。