「ウェビナーの集客を増やすにはどうすればいいの?」
ITツールの発展やテレワークの推進に伴って、ウェビナーを開催する機会は年々増えています。そのような中で、ウェビナーの集客について頭を悩ませることも多いのではないでしょうか。せっかく開催しても思うように人が集まらないと困ってしまいますよね。
そこで、この記事では、ウェビナーの集客を増やすコツを紹介します。
ウェビナーの集客を成功させるためには、以下の3つのコツを押さえてコツに応じた具体的な方法を実践する必要があるといえます。
コツ1:広く告知して多くの人に知ってもらうこと
・ランディングページを作って告知する
・メールで告知する
・SNSで告知する
・ウェビナー情報サイトを使って告知する
・Web広告を利用する
・ゲストスピーカーにウェビナーの宣伝を依頼する
コツ2:申込率を上げること
・告知のタイミングを1カ月~2週間前にする
・ウェビナーのタイトルを魅力あるものにする
・参加しやすい開催日時に開催する
・告知に参加者の声をいれる
・メールでの告知を積極的に行う
・告知情報のすぐそばに申し込みボタンを付ける
・申し込みフォームの入力項目を減らす
・SNSからも申し込めるようにする
コツ3:申込率を上げること
・事前資料を送付する
・前日~当日にリマインドを行う
・ウェビナーの参加者に参加特典を付ける
・ウェビナー当日まで申し込みを受け付ける
この記事ではこの3つのコツとコツを実践するための具体的な集客方法も詳しく紹介します。ウェビナーの集客を効果的に行うためにも、ぜひ参考にしてください。
▼この記事でわかること
- ウェビナーの集客を成功させるための3つのコツ
- ウェビナーを広く知らせるための集客方法6選
- ウェビナーへの申し込み率を上げる集客方法8選
- 無料ウェビナーでの参加率を上げる方法4選
- 自社のウェビナーに良質な集客をするときに確認すべきこと
最後まで読むことで、ウェビナーに期待通りの顧客に参加してもらうための注意点もわかります。ぜひ最後まで目を通し、ウェビナーの成功に役立ててください。
目次
1. ウェビナーの集客を成功させるための3つのコツ

冒頭でも触れましたが、ウェビナーの集客を成功させるためには、次の3点に気を配ることが大切です。
ウェビナーの集客を成功させるための3つのコツ
・広く告知して多くの人に知ってもらうこと
・申込率を上げること
・参加率を上げること
なぜなら、ウェビナーに最終的に多くの人を集めるには、これらの3つの要素の相乗効果がカギとなるからです。
ウェビナーの最終的な集客数は下記のような3つのコツの掛け算で決まるといえます。
<ウェビナーの集客数の決まり方> ウェビナーの集客数= 情報の告知 × 申込率 × 参加率 |
この集客の要となる3つのコツについてさらに詳しく見ていきましょう。
1-1. 集客のコツ1:広く知らせて多くの人の目に留まらせる
ウェビナーの集客のコツのひとつは、まず、開催するウェビナー事態について、広く告知して多くの人に知ってもらうことです。
まずは、多くの人に知ってもらわないと、そもそもウェビナーに申込みをしてもらうことができません。申込みをする可能性のある人に情報を知ってもらうためにも広く告知するようにしましょう。この広く告知し多くの人の目に留まらせるための具体的な方法については、下記の通りです。
ウェビナーを広く知らせるための集客方法6選
・ランディングページを作って告知する
・メールで告知する
・SNSで告知する
・ウェビナー情報サイトを使って告知する
・Web広告を利用する
・ゲストスピーカーにウェビナーの宣伝を依頼する
方法について詳しくは「2. ウェビナーを広く知らせるための集客方法6選」で解説します。
1-2. 集客のコツ2:ウェビナーへの申込率を上げる
ウェビナーの集客の二つ目のコツは、ウェビナーの告知を目にした人のウェビナーへの申込率を上げることです。
ウェビナーの開催を知った人に実際に申込みをしてもらうために、工夫をする必要があります。例えば、申し込みフォームを目に付きやすい場所に設定したり、申し込み方法を簡単にしたりするといった対応をしましょう。
申込率を具体的に上げるための方法は下記の通りです。
ウェビナーへの申込率を上げる集客方法8選
・告知のタイミングを1カ月~2週間前にする
・ウェビナーのタイトルを魅力あるものにする
・参加しやすい開催日時に開催する
・告知に参加者の声をいれる
・メールでの告知を積極的に行う
・告知情報のすぐそばに申し込みボタンを付ける
・申し込みフォームの入力項目を減らす
・SNSからも申し込めるようにする
方法について詳しくは、「3. ウェビナーへの申し込み率を上げる集客方法8選」で解説します。
1-3. 集客のコツ3:ウェビナーへの参加率を上げる
ウェビナーの集客のコツの三つ目は、ウェビナーの申込者について実際のウェビナーへの参加率を上げることです。
ウェビナーへの申込をしたものの実際に参加しないで終わってしまうケースも少なくありません。実際にウェビナーに参加してもらわないと成功とはいえないため、申込者に実際にウェビナーに参加してもらうよう工夫をする必要があります。例えば、ウェビナー直前にリマインドを行うといった対応をするようにしましょう。
申込者の参加率を上げるための具体的な方法は下記の通りです。
ウェビナーの参加率を上げる方法4選
・事前資料を送付する
・前日~当日にリマインドを行う
・ウェビナーの参加者に参加特典を付ける
・ウェビナー当日まで申し込みを受け付ける
詳しくは「4. ウェビナーの参加率を上げる方法4選」で解説します。
2. ウェビナーを広く知らせるための集客方法6選

ウェビナーに多くの人を集めるためには、まずは広く知ってもらうことが大切であることをお伝えしました。
広く知ってもらうといっても、実際にどのような告知方法が効果的なのか迷ってしまいますよね。
ウェビナーを広く告知するための効果的な方法としては次の6点が挙げられます。
ウェビナーを広く知らせるための集客方法6選
・ランディングページを作って告知する
・メールで告知する
・SNSで告知する
・ウェビナー情報サイトを使って告知する
・Web広告を利用する
・ゲストスピーカーにウェビナーの宣伝を依頼する
以下で詳しく見ていきましょう。
2-1. ランディングページを作って告知する
まずは、自社のホームページ上に、開催するウェビナーについてのランディングページ(LP)を作ることがおすすめです。
開催するウェビナー専用の告知ページを作っておくと、もともと自社のサービスに興味のある人に見てもらうことができるうえ、開催情報を確認したい人はいつでもLPで確認することができて便利です。
この後に紹介するメールやSNSなどでの集客方法においても参照URLとして掲載することができ、集客にとても役立ちます。
ランディングページには下記内容を提示しておくようにしましょう。
<ランディングページに記載すべきこと> 開催日時参加方法講師と講師のプロフィール内容申込方法および申込フォーム |
積極的に参加を検討してもらうためにも、講演内容や講師についてはアピールポイントをわかりやすく掲載するようにしましょう。
<講演内容や講師についてのアピールポイントの例> 内容「本邦初!」「業界初!」などキャッチとなる文言を入れる「××担当者必見!」「売上300%UPの集客方法を紹介」などターゲットに訴える文言をいれる講師と講師のプロフィール「ベストセラー「××」の著者!」「経理20年のプロが伝授」などキャッチとなる実績を入れる「経理20年のプロが伝授!」「年商100億を達成した」など実績を数値で明確にする |
2-2. メールで告知する
ウェビナーの告知には特にメールを積極的に活用するようにしましょう。
顧客のメールリストがある場合にはメールで告知をすることがおすすめです。メールマガジンを配信している場合にはメールマガジンを利用するのもよいでしょう。
ウェビナーの申し込みをした人の割合を、告知の手段別に見るとメールでの告知が最も多いとのデータもあります。

参考:GoTo「10 Webinar Benchmarks Every Marketer Should Know – GoToWebinar」
このため、ウェビナーの告知は、特にメールで積極的に行っておくのがよいといえるでしょう。
もしウェビナーの告知に使うメールリストがない場合は、「2-4. ウェビナー情報サイトを使って告知する」や「2-5. Web広告を利用する」などの方法を活用して集客をするようにしましょう。
掲載内容に興味を持ったお客さまからの問い合わせや登録をしてもらったメールアドレスについては、次のウェビナーのメール告知のために保存しておくようにしましょう。
2-3. SNSで告知する
ウェビナーの告知には、TwitterやFacebook、InstagramなどのSNSも使うようにしましょう。
SNSの自社のフォロワーはもともと自社のファン層であるため、興味を持ってもらえる可能性が高いといえます。またSNSだと情報を短時間で拡散してもらうことも可能です。
ウェビナーの告知でランディングページを案内するほか、ウェビナーの準備風景なども配信して親しみや興味を持ってもらうようにしましょう。ウェビナー開催日まで継続的に関心を持ってもらうことが大切です。
SNSのフォロワー数が少ない場合などは、「2-5. Web広告を利用する」にある通り、SNSの広告を利用するなどの集客方法の利用がおすすめです。
2-4. ウェビナー情報サイトを使って告知する
ウェビナーの情報を掲載している専門サイトに、自社のウェビナー開催情報を掲載することも告知にはおすすめです。
ウェビナーの専門サイトに掲載することで、ウェビナーに関心のある層に広く知ってもらうことができます。
例えば、ウェビナー情報サイトには下記のようなものがあるので活用するようにしましょう。
- 840万人が利用するイベント管理・運営サービス「Peatix」
- さまざまなジャンルのセミナー情報を掲載する「セミナー情報.COM」
- 主催者は個人から法人までさまざまなセミナー情報を扱う「こくちーずプロ」
- IT関連のセミナー情報に詳しい「週刊BCN+」
- IT勉強会・スキルアップイベントの情報が多い「TECHPLAY」
上記サイトでは、無料ウェビナーを開催する場合の掲載は原則無料です。有料セミナーの場合は手数料が発生する場合があるため、掲載料金について各ホームページを確認するようにしてください。
2-5. Web広告を利用する
ウェビナーの告知にWeb広告を利用することもおすすめです。ただしWeb広告には費用がかかります。
Web広告には、Webページや動画配信サイトやSNSなどにバナー広告やリスティング広告を掲載する方法があります。特にウェビナーの場合は、次の広告がよく利用されています。
・リスティング広告
・動画配信サービス
リスティング広告では、インターネットでウェビナーのテーマやトピックについて検索した人に対して、ウェビナーを告知することができます。検索したユーザーのニーズとウェビナーで解決できる課題とが近いため、効果的なアプローチができます。
また、動画配信サービスの広告を使ってウェビナーの告知をすることも効果的といわれています。動画配信サービスを使い慣れている人の場合、ウェビナーの利用に抵抗感があまりないと想定されるからです。
ただし、リスティング広告を出すときは、個人企業の場合でも月数万円、一般的な企業の場合は通常月20万円以上かかります。動画配信サービスの広告を利用する場合は、広告の種類が多いため目的や予算に合わせた出稿が可能です。詳しくは、動画配信サービスの企業に問い合わせるようにしましょう。
2-6. ゲストスピーカーにウェビナーの宣伝を依頼する
ゲストスピーカーにウェビナーの宣伝を依頼することも、広く知ってもらうためにおすすめです。
ゲストスピーカーのSNSやWebサイト・ブログなどでウェビナー開催を宣伝してもらうことで、ファン層に情報が広がり、拡散してもらうこともできます。場合によっては、これまで自社ではなかなかアプローチできなかった層にアプローチすることも可能となります。
ゲストスピーカーが宣伝しやすいように「2-1. ランディングページを作って告知する」でも解説した通り、ウェビナーの告知ページを作っておくことが大切です。作成したウェビナーの告知ページをゲストスピーカーにも共有し、広めてもらうようにしましょう。
3. ウェビナーへの申込率を上げる集客方法8選

ウェビナーの告知を広く行ったら、次は実際に申し込みをしてくれる人の数を確保することが大切です。できるだけ多くの人が申し込みをしたくなるような工夫をしましょう。
ここでは、ウェビナーへの申込率を上げるための具体的な集客方法を8つ紹介します。
ウェビナーへの申込率を上げる集客方法8選
・告知のタイミングを1カ月~2週間前にする
・ウェビナーのタイトルを魅力あるものにする
・参加しやすい開催日時に開催する
・告知に参加者の声をいれる
・メールでの告知を積極的に行う
・告知情報のすぐそばに申し込みボタンを付ける
・申し込みフォームの入力項目を減らす
・SNSからも申し込めるようにする
詳しくは次の通りです。
3-1. 告知のタイミングは1カ月~2週間前にする
申込率を上げるには、ウェビナーの告知のタイミングを、開催日の1ヶ月~2週間前にすることがおすすめです。
なぜなら、告知がそれよりも早すぎると、申し込みをしようとしていた人も、時間に余裕がありすぎて、申し込みを忘れてしまうケースがあるためです。また、告知が遅すぎても、参加者のスケジュール調整が難しくなります。1カ月〜2週間前の告知がちょうどよいといえるでしょう。
実際のところ、下記のように、ウェビナーの開催日から4週間前から申し込み者が増えているというデータもあります。

参考:GoTo「10 Webinar Benchmarks Every Marketer Should Know – GoToWebinar」
このため、申し込み者の取りこぼしのないように、ウェビナーの告知は1カ月(4週間)くらい前から始め、最低でも2週間前には実施するようにしましょう。
3-2. ウェビナーのタイトルを魅力あるものにする
ウェビナーのタイトルを視聴者が関心の持てる魅力あるタイトルにすることが大切です。
タイトルには例えば下記のような要素を盛り込むことがおすすめです。
- ターゲットがわかる:「初心者向け」「マーケティング担当者必見!」など
- ベネフィットがわかる:「アクセス数を10倍増やす」「受注率を2倍にする」など
- 具体的な効果や実績を表す数値:「売上を10倍にした~方法」「たった1カ月で倍増」など
- 講師の情報:「ベストセラー『×××』の著者による」「指導歴20年のマナー教師が教える」など
- トレンドを示す文言:「2022年最新」「日本初」「業界初」など
- 希少性を示す文言:「限定50名」「夏期限定」など
全ての要素を盛り込むのでなく、売りとなる要素を盛り込むようにしましょう。盛り込みたい要素の内容が伝わりやすいように、シンプルな表現で30字程度にまとめることがおすすめです。
3-3. 参加しやすい開催日時に開催する
ウェビナーの開催日時を、ターゲットの参加しやすい開催日時に設定することが大切です。
例えば開催曜日は、水曜日と木曜日の参加率が高いという調査結果があります。

参考:GoTo「10 Webinar Benchmarks Every Marketer Should Know – GoToWebinar」
上のグラフを見ると、水曜日と木曜日が最も参加率の高い曜日となっています。また、同じGoTo社の調べによると時間については、午前10時と午前11時の参加率が最も高いという結果があります。
このため、水曜日と木曜日の午前10時か午前11時の開催がもっとも参加率が望めてよいといえます。
3-4. 告知に参加者の声をいれる
ウェビナーの情報を告知する際に、これまでのウェビナー参加者の声を掲載させることもおすすめです。
参加者の評判を見ることで、参加者から見たウェビナーのメリットがより具体的にイメージすることができます。参加を検討するよい材料になるため、参加者の声を入れることがおすすめです。
3-5. メールでの告知を積極的に行う
申込率を上げるためには、メールでの告知を積極的に行うことがおすすめです。
「2-2. メールで告知する」でも解説した通り、ウェビナーへの申し込みは、メールでの案内で開催を知った人からの申し込みが特に多い傾向です。
メールでの告知は、メールアドレスのわかる自社の顧客あるいは見込み客が対象となり、もともと自社のサービスに関心のある層といえます。
ウェビナーの告知を数回に渡って行ったり、メールの読者限定の特典をつけたりするなどして、申込率アップにつなげるようにしましょう。
3-6. 告知情報のすぐそばに申し込みフォームを付ける
申込率を上げるには、ランディングページなどの告知情報のすぐそばに申し込みフォームを設置することが大切です。
Web上では、ページが変わるごとに離脱率が上がるのが一般的なため、告知場所と申し込みフォームのボタンとを別のページにわけないようにしましょう。
ランディングページでウェビナーの基本情報を読み終えた後に自然とクリックできる位置に申し込みフォームのボタンを設置するか、申し込みフォームをポップアップで表示させることがおすすめです。
3-7. 申し込みフォームの入力項目を減らす
申込率を上げるには、申し込みフォームの入力項目を減らすことも大切です。
申し込みフォームの入力項目が多いほど、コンバージョン率(実際に登録に至った人の割合)が低くなるといった調査結果もあります。
【ランディングページの入力フォームの項目数に対するコンバージョン率】

引用:Hubspot「Which Types of Form Fields Lower Landing Page Conversions?」
上のグラフは、ランディングページから登録を行う場合の、入力項目数が増えるにしたがってコンバージョン率(登録率)がどのように変化するかを表したものです。入力項目が5項目を超えると、徐々にコンバージョン率が下がっていることがわかります。入力項目はできるだけ5~6項目内に収めるのがよいといえます。
申し込みフォームの入力項目が多いと入力が負担となり、入力途中で離脱してしまう人もいます。このため、申し込みフォームの入力項目は必要最低限にとどめるようにしましょう。
3-8. SNSからも申し込めるようにする
SNSでウェビナーの告知を見た人からの申し込みを逃さないように、SNSからも簡単に申し込みができるようにしておきましょう。
SNSでウェビナーの告知をする際には、申し込みサイトの情報をトップページにピン止めしておいたり、定期的に申し込みサイトのURLを投稿したりするようにしましょう。
またSNSはスマートフォンで見るケースが多いため、申し込みフォームもスマートフォンで簡単に入力できるようにすることがおすすめです。例えば登録フォームの入力項目を少なくしたり、テキストでなくプルダウンメニューで入力できるような工夫をするとよいでしょう。
4. ウェビナーの参加率を上げる方法4選

次にウェビナーの参加率を上げる方法を紹介します。
ウェビナーに多くの申込者を確保したあとは、当日までに申込者の興味を維持させたり、高めたりすることが必要です。そうでないと申込者は多いものの、当日の参加者が少ないといった事態が起こりかねません。
ウェビナーの参加率を上げる具体的な方法は次の4点です。
ウェビナーの参加率を上げる方法4選
・事前資料を送付する
・前日~当日にリマインドを行う
・ウェビナーの参加者に参加特典を付ける
・ウェビナー当日まで申し込みを受け付ける
内容を詳しく見ていきましょう。
4-1. 事前資料を送付する
ウェビナー開催前に、開催内容についての事前資料を送付するようにしましょう。
事前資料は、これまでの告知内容から一歩踏み込んだ詳しい内容のわかるものを送付するようにしましょう。事前に資料に目を通すことで参加者は事前準備をすることができ、参加意欲が高まります。
例えば下記のような内容を盛り込みます。
- 開催するウェビナーの内容の詳細
- 参加すると得られるメリット
また、当日参加すると得られるメリットを記載しておきましょう。申込者の参加意欲をさらに高めることができます。参加すると賞品がもらえる、独占オファーが得られるなどの参加者の特典がある場合はしっかりと記載するようにしましょう。特典については「4-3. ウェビナーの参加者に参加特典を付ける」でも紹介します。
4-2. 前日~当日にリマインドを行う
ウェビナー開催日の前日や当日にリマインドのメールを送るようにしましょう。
ウェビナーに申し込んだもののうっかり日時を忘れて参加しそこねる人も少なくありません。このため、ウェビナーの前日や、当日開催の1時間前などにリマインドメールを送ることがおすすめです。
リマインドメールには、ウェビナーに参加しやすいように
- ウェビナーの開催日時
- ウェビナーの参加URL
を記載して、リマインドするようにしましょう。
4-3. ウェビナーの参加者に参加特典を付ける
ウェビナーの参加者に参加特典を付けることも参加率を上げる有効な手段です。
「参加しないと損だ」と申込者が感じるような参加特典を付けることで、参加意欲を高めることができます。
例えば、下記のような特典が考えられます。
- 講演者に質問することができる
- 抽選で賞品がもらえる
- もれなく独占オファーが受けられる
ウェビナーでは、講演者である専門家に、参加当日チャットで直接質問できる機会が与えられることがよくあり、人気の特典でもあります。また、抽選で賞品を提供したり、自社の提供サービスを一定期間、あるいは一部分だけ無償提供したりする特典も参加率を上げることに役立ちます。
4-4. ウェビナー当日まで申し込みを受け付ける
ウェビナーの申し込みを当日まで受け付けることも参加率を上げることに役立ちます。当日の申込者はそのまま参加するケースがほとんどで、参加者の増加に直結します。
実際のところ、ウェビナーの申込については、当日の申込者も多く見られるというデータもあります。

参考:GoTo「10 Webinar Benchmarks Every Marketer Should Know – GoToWebinar」
ウェビナーについては、場所を問わずインターネットに接続できればどこからでも気軽に参加できることがメリットです。このため、当日に時間が空いたため参加したいという参加希望者もいます。
このため、ウェビナーの申込みについては当日まで受け付けることが、参加者を増やすことに役立つため、おすすめです。
5. 自社のウェビナーに良質な集客をするときに確認すべきこと

ここまでにウェビナーの集客方法18点について紹介しました。
さまざまな集客方法がありますが、自社のサービスの利用につながる良質な客を確保するためにも、次の点について事前に確認して集客を行うようにしましょう。
- 目的・集客対象を明確にする
- 目的・集客対象にあった集客方法を重点的に行う
詳しく見ていきましょう。
5-1. 目的・集客対象を明確にする
ウェビナーで集客を行なう目的や集客対象を明確にしましょう。
例えば、
- ウェビナーで××名の新規顧客を得たい
- 既存顧客××人に対してより深いサービスの購入を促したい
といった風にです。
新規顧客を得たいか、既存顧客にさらに購買を求めるかなど目的によって力を入れる集客方法が異なってきます。このため、ウェビナーを開催する目的をあらかじめ明確にしておきましょう。
5-2. 目的・集客対象に合った集客方法を選ぶ
ウェビナーを開催する目的や対象が明確にできたら、重点的に行う集客方法を選ぶようにしましょう。
例えば、新規顧客の獲得が目的なら、広く告知をして新しい見込み客を確保することが大切といえます。このため、特に重点的やるべき集客方法は、
といった方法になります。
また、既存顧客を対象とする場合は、
といった方法になります。
目的ごとに効果のある集客方法が異なってくるため、目的や集客対象に合った集客方法を選択することが大切です。
まとめ
ウェビナーの集客を成功させるには次の3つのコツを意識することが大切だとお伝えしました。
また、上記のコツを実践するための集客方法18点についても紹介しました。
改めてその内容をまとめてご紹介します。
ウェビナーの集客を成功させるために重要な3つのコツとその方法18選
コツ1:広く告知して多くの人に知ってもらうこと
・ランディングページを作って告知する
・メールで告知する
・SNSで告知する
・ウェビナー情報サイトを使って告知する
・Web広告を利用する
・ゲストスピーカーにウェビナーの宣伝を依頼する
コツ2:申込率を上げること
・告知のタイミングを1カ月~2週間前にする
・ウェビナーのタイトルを魅力あるものにする
・参加しやすい開催日時に開催する
・告知に参加者の声をいれる
・メールでの告知を積極的に行う
・告知情報のすぐそばに申し込みボタンを付ける
・申し込みフォームの入力項目を減らす
・SNSからも申し込めるようにする
コツ3:申込率を上げること
・事前資料を送付する
・前日~当日にリマインドを行う
・ウェビナーの参加者に参加特典を付ける
・ウェビナー当日まで申し込みを受け付ける
全ての集客方法が有効ですが、効果的に集客を行うためにも、ウェビナーを開催する目的とターゲットをあらかじめ明確にしておきましょう。重点的にやるべき集客方法を見極めることができます。
これらの情報をウェビナーの集客を成功させるためにぜひ役立ててください。