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ネットショップ開業に必要な資金とは|費用の内訳と相場を紹介

ホームネットショップ開業ネットショップ開業に必要な資金とは|費用の内訳と相場を紹介

ネットショップ開業 · 2022年11月7日

「ネットショップを開業したいけど、資金はどのくらい必要?」

最近は、企業に限らず個人でも、ネットショップやECサイトを始めるケースが増えています。

ネットショップ開業が身近になっている一方で、いざ開業するとなると資金がどれくらい必要なのか、疑問に思うことも多いのではないでしょうか。

ネットショップを開業する資金としては、下記の3種類について準備する必要があります。

ネットショップ開業に必要な資金 3つ

ネットショップを開業する場合は、これら3つの費用を足し合わせた資金を準備するようにしましょう。

ネットショップ開業に必要な資金の計算方法

この記事では、「ネットショップ開業費用」「ネットショップ構築費用」「ネットショップ運営費用」の具体的な内訳や相場について詳しく解説します。

このうち「ネットショップ構築費用」と「ネットショップ運営費用」は、ネットショップの構築方法や、事業規模(売上規模)によって費用の相場が変わってきます。

そこで、構築方法や売上規模別の開業資金の見積もり方も紹介しますので、自分の事業にあった開業資金の額を見積もるためにも、ぜひ参考にしてください。

▼この記事でわかること

  • ネットショップ開業に必要な資金3つの概要
  • ネットショップ開業費用の内訳と相場
  • ネットショップ構築費用の内訳と相場
  • ネットショップ運営費用の内訳と相場
  • ネットショップ開業資金の見積もり方法
  • 開業資金で失敗しないための注意点
  • 長期的にみてコスパのよいネットショップの構築方法

最後まで読むことで、開業資金で失敗しないための注意点や、おすすめのネットショップの構築方法もわかります。ネットショップ開業を成功に導くためにも、ぜひ最後まで目を通してみてください。

目次

  • 1. ネットショップ開業に必要な資金3つ
    • 1-1. 「ネットショップ開業費用」とは開業に必要な設備・資材の準備資金
    • 1-2. 「ネットショップ構築費用」とは、ネットショップのサイト構築にかかる費用
      • 1-2-1.モール型サービスとは
      • 1-2-2.ASPサービスとは
      • 1-2-3.オープンソース型とは
    • 1-3. 「ネットショップ運営費用」とは、ネットショップを運営するうえで月々発生する必要経費のこと
  • 2. 【必要な資金①】ネットショップの開業時にかかる費用の相場は16万円~
    • 2-1. パソコンを購入する場合は5万~15万円が目安
    • 2-2. ソフトウェア導入費は3万円~が目安
    • 2-3. プリンタ―は1万円~が目安
    • 2-4. 撮影用カメラ・機材を購入する場合は3万円~が目安
    • 2-5. 電話機(FAX機能付き)は2万円~が目安
    • 2-6. 販売許可申請などの費用が必要
        • ■食品の製造・販売する場合について
        • ■化粧品の製造・販売する場合について
    • 2-7. 梱包資材費は数千円~が目安
  • 3. 【必要な資金②】ネットショップの構築に必要な費用の相場は0円~
    • 3-1. モール型サービスを利用する場合の構築費用は0~約32万円
    • 3-2. ASPサービスを利用する場合の構築費用は0~約2万円
    • 3-3. オープンソースを利用する場合の構築費用は2千~2万円が目安
  • 4. 【必要な資金③】ネットショップを運営に必要な費用の相場
    • 4-1. ショップ経営に必要な費用は、売上規模に左右される
    • 4-2. ネットショップ構築に利用しているサービスに支払う月額利用料
      • 4-2-1. モール型サービスでネットショップを構築した場合の月額運営費
      • 4-2-2. ASPサービスでネットショップを構築した場合の月額運営費
      • 4-2-3. オープンソースでネットショップを構築している場合の月額運営費
  • 5.  ネットショップ開業に必要な資金を見積もる方法
    • 5-1.  開業に必要な資金の計算方法
    • 5-2. 見積り金額の計算例3つ
      • 5-2-1. Yahoo!ショッピングでネットショップを構築し月商30万円の事業を開業する場合
      • 5-2-2. カラーミーショップでネットショップを構築し月商30万円の事業を開業する場合
      • 5-2-3. WordPressでネットショップを構築し月商30万円の事業を開業する場合
    • 5-3. 正確な見積り金額を出すには利用サービス会社などに問い合わせる
  • 6. 開業後に資金で失敗しないための注意点
    • 6-1. 運営資金は6カ月分確保しておくことがおすすめ
    • 6-2. ASPサービスなどのプランは売上規模によって見直しが必要
    • 6-3. 初期費用0円でも長期的にみると運営費の負担が重くなることがある
  • 7. 長期的にはコスパがよく自由度も高いオープンソースでのネットショップ構築がおすすめ
  • まとめ

1. ネットショップ開業に必要な資金3つ

ネットショップ開業の資金

冒頭でも触れた通り、ネットショップ開業には次の3種類の費用を用意する必要があります。

【ネットショップ開業に必要な資金の内訳3つ】

  • ネットショップ開業費用
  • ネットショップ構築費用
  • ネットショップ運営費用

まずは、それぞれの内容について把握しておきましょう。

1-1. 「ネットショップ開業費用」とは開業に必要な設備・資材の準備資金

ネットショップ開業費用とは、ショップを開業する時点で準備しておくべき設備や資材にかかる費用のことです。

開業に際しては、例えば下記のような設備や機材の準備が必要になります。

【ネットショップ開業時に必要な設備・資材の例】

パソコンソフトウェア(会計ソフト、画像編集ソフト)プリンタ―撮影用機材(カメラやレフ板、照明、三脚など)電話(FAX機能付き)営業許可申請代

項目の内容や費用の詳細は、「2. 【必要な資金①】ネットショップの開業時にかかる費用の相場は16万円〜」で解説しますが、合計額の目安としては、16万円~です。

1-2. 「ネットショップ構築費用」とは、ネットショップのサイト構築にかかる費用

ネットショップ構築費用とは、ネットショップのサイトを構築するためにかかる費用のことです。

なお、ネットショップを構築する方法には次の3種類があり、それぞれで構築費用の相場は異なります。

【ネットショップ構築方法は3種類】
モール型サービス(Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング)を利用するASPサービス(BASE、STORES、カラーミーショップなど)を利用するオープンソース型(Magento、EC-CUBE、WordPress)を利用する

1-2-1.モール型サービスとは

モール型サービスとは、多数のショップが加入するショッピングモールのようなサイトに出店できるサービスのことです。

例えば、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどがあります。

特徴としては、Amazonや楽天市場を見るとわかるように、ショップのデザインが決まっていることです。このため、ショップごとにデザインや機能に個性を持たせるといったことはできません。

モール型サービスでの構築にかかる費用の目安としては0円から約30万円とさまざまです。

1-2-2.ASPサービスとは

ASP(Application Service Provider)サービスとは、ネットショップに必要な機能がテンプレートとして用意されたクラウドサービスのことです。

例えば、BASEやSTORES、カラーミーショップ、Shopifyなどがあります。

構築にかかる費用は、利用するASPサービスによって異なり、大体0円~2万円の間で構築できます。

1-2-3.オープンソース型とは

オープンソース型とは、一般に無償公開されているソースコードを使って、ネットショップを構築する方法のことです。

例えば、Magento、EC-CUBE、WordPressが有名です。

特徴としては、ソースコードが無償公開されているので、構築にかかる費用を安く抑えられることです。ソースコードは無償ですが、自前でドメインを取得したり、サーバーを契約したりといった費用が必要となります。

オープンソース型の構築費用の目安は、構築を外注しない限り、2千~2万円程度で構築可能です。

ネットショップ構築費用の詳細は「3. 【必要な資金②】ネットショップの構築に必要な費用の相場は0円〜」で解説します。

1-3. 「ネットショップ運営費用」とは、ネットショップを運営するうえで月々発生する必要経費のこと

ネットショップ運営費用とは、ネットショップを運営していくうえで月々必要となる費用のことです。

開業する際には、ネットショップ運営費用の3~6カ月分の費用を確保することが望ましいといわれています。

なぜなら開業後すぐに、事業が軌道に乗るとは限らず、開業後3~6カ月程度は資金繰りに苦しむことが多いからです。

ショップの売上が十分に確保できるまでの保険として、開業時にネットショップ運営費用の3~6カ月分を確保しておくようにしましょう。

ネットショップ運営費用の内容は下記のようなものです。

【ネットショップ運営にかかる費用の例】
仕入れ費用広告宣伝費梱包資材費通信費(インターネット・電話)モール型サービスやASPサービスの月額利用料金

ネットショップの運営費用は、売上規模や取り扱う商品によって変動します。

また、事業規模が大きくなると、倉庫や広い事務所を借りたり、人材が必要になったりと、倉庫代や事務所代、および人件費がかかる場合もあります。

ネットショップ運営費用の相場は「4. 【必要な資金③】ネットショップの運営に必要な費用の相場」で詳しく紹介します。

2. 【必要な資金①】ネットショップの開業時にかかる費用の相場は16万円~

ネットショップの運営様子

ネットショップ開業に必要な資金の大枠は把握できたことと思います。

ここでは、必要な資金のうち、ネットショップ開業費用の内訳とその相場について詳しく紹介します。

【ネットショップ開業費用の内訳と相場一覧】

項目費用の目安
パソコン5万~15万円
ソフトウェア3万~4万円
プリンタ―1万円~
撮影用カメラ・機材3万円~
電話機2万円~
営業許可申請費用など2万~
梱包資材費数千円~
合計11万円~

それぞれ詳しく見ていきましょう。

2-1. パソコンを購入する場合は5万~15万円が目安

ネットショップ開業に欠かせないパソコンですが、購入する場合の費用の目安は5万円~15万円です。

ただし、現在使っているパソコンを流用する場合は0円ですみます。

パソコンは、サイトの構築や運用に必要であるほか、商品画像の編集や会計処理などにも使用します。

ECサイトの構築・管理に必要なツールや、画像編集ソフト、会計ソフト、セキュリティソフトをインストールして、順調に稼働できるだけのスペックが確保できるパソコンを用意しましょう。

一般的にネットショップ用のパソコンは、特別に高スペックである必要はなく、2、3年以内に発売された通常モデルで十分といわれています。

価格は、最低限の機能を備えたデスクトップパソコンの場合、5万円前後からあります。今後、動画編集などを行うことも考えて高スペックのパソコンにする場合は、10万~15万円程度となります。

2-2. ソフトウェア導入費は3万円~が目安

ネットショップ開業に際しては、ソフトウェアの準備も必要です。

ソフトウェアの費用の目安としては、開業時に年額を一括で支払う場合は、3万円からとなります。

具体的な内容としては、例えば、次のようなソフトウェアが必要です。

【必要なソフトウェアの費用の目安】
画像編集ソフト:月額2千円~(年額1万円~)会計ソフト:月額2千~3千円(年額1万~3万円)セキュリティソフト:年額4千~6千円
 ※価格は個人事業主が利用する場合の価格を目安にしています。

画像編集ソフトは、無料のものもありますが、「Adobe Photoshop」、「Adobe illustrator」などがよく利用されています。

Adobe Photoshopは高度な画像編集を行うのに役立ち、Adobe illustratorはイラストを描いたり、細かい文字設定やレイアウトを行ったりするのに便利です。個人事業主で利用する場合は、合わせて月額2千~3千円程度かかります。

会計ソフトは、「弥生会計」や「freee」などがあり、個人事業主の場合は、月額利用料2千~3千円ほどかかります。

開業すると日々の売上を計上したり、確定申告などをしたりする必要があるため、会計ソフトの導入は必要です。

セキュリティソフトは、「ウィルスバスター」や「ノートンアンチウイルス」などがあり、年額4千円~6千円ほどかかります。

ネットショップを運営するパソコンをウィルスなどから守るためにも、セキュリティソフトを利用するようにしましょう。

2-3. プリンタ―は1万円~が目安

ネットショップ開業に際してはプリンタ―も用意しましょう。プリンタ―は、1万円前後から調達可能です。

納品書や請求書、お知らせや簡単な商品案内などを印刷するためにプリンタ―は必要です。

商品案内を印刷する場合は、印刷の画質のいいものを選ぶようにしましょう。

2-4. 撮影用カメラ・機材を購入する場合は3万円~が目安

ネットショップ開業に際しては、商品の画像を用意する必要があります。

撮影には、スマートフォンのカメラを利用することも可能ですが、撮影用カメラや機材を改めて購入したい場合は、費用の目安は3万円~となります。

撮影用カメラや機材の相場は下記の通りです。

撮影の品質にこだわればこだわるほど高い価格になるため、ひとつの目安として参考にしてください。

【撮影用カメラ・機材費の目安】
撮影用カメラ:3万円~レフ版:1千円~照明:3千円~三脚:3千円~

洋服や雑貨、インゲリアグッズなど、商品画像の印象が売上に大きく影響する商品の場合は、撮影用機材は高機能の機材を買うことがおすすめです。

商品の演出の都合上、室内全体を入れて撮影したい場合や、遠くの被写体を撮影する場合など、商品との距離がさまざまに変わる場合は、レンズ交換が可能な一眼レフのデジタルカメラが便利でおすすめです。

高いものは100万円以上するものもありますが、商品撮影用であれば、3万円台の一眼レフで十分といえます。

レフ板は1千円台から購入可能ですが、白い画用紙や段ボールでも代用可能です。

撮影用ライトなどの照明や、三脚などは、3千円前後から購入可能です。

2-5. 電話機(FAX機能付き)は2万円~が目安

ネットショップの開業では、電話機の設置も必要です。

費用の目安は2万円からです。

ネットショップでは、運営者の電話番号をショップ情報として明記することが特定商取引法で義務づけられています。このため、ショップ用の電話番号を確保することが必要になるのです。

その際、携帯電話よりも固定電話のほうが信頼性が高まるため、固定電話の設置をおすすめします。

理由として、ネットショップは店舗での対面販売と比べて、ショップに対する顧客の信頼感が低い傾向にあることが挙げられます。少しでも信頼性を高めるためにも、固定電話を使用する方がよいでしょう。

また、顧客にシニア層が含まれる場合はFAXの導入も必要です。

商品交換や問い合わせなどへの対応が必要となった場合、シニア層ではメールなどでの問い合わせができないケースが少なくありません。そのためにも、FAX機能を備えた電話機を用意しましょう。

固定電話の電話機は、1万円前後から購入可能ですが、FAX機能付きの場合は2万円前後になります。

2-6. 販売許可申請などの費用が必要

ネットショップで扱う商品は、場合によっては販売許可が必要なものがあります。

ネットショップ開業に際して、必要となる販売許可については申請費用を準備しておくようにしましょう。

申請にかかる費用は、申請の種類によって異なります。例えば下記のような申請が必要です。

【販売許可・届出一覧】

取り扱う商品必要な許可・届出申請先申請費用
中古品・リサイクル品を販売する場合古物商許可証事務所所在地を管轄する警察署19,000円
食品を製造・販売する場合食品衛生法に基づく営業許可事務所所在地を管轄する保健所1万~2万円前後(地域・業種により異なる)
食品を販売する場合食品衛生法に基づく営業届出事務所所在地を管轄する保健所0円~
酒類を販売する場合通信販売酒類小売業免許事務所所在地を管轄する税務署3万円
化粧品を製造・販売する場合化粧品製造販売許可厚生労働省6万円~

上記一覧の注意点としては次の2つがあります。

■食品の製造・販売する場合について

食品を作って販売する場合は、「食品衛生法に基づく営業許可」が必要となります。

申請に必要な費用は販売する食品の種類や、申請をする地域によって異なります。

例)東京都中央区に事務所を持ち、ハンドメイドのお菓子などを販売する場合は16,800円。

そのため、食品の営業許可申請に必要な費用は、営業拠点のある地域の保健所のホームページなどで確認しましょう。

なお、食品を製造せずに販売するだけの場合は「営業届出」のみでよく、費用はかかりません。

■化粧品の製造・販売する場合について

化粧品の製造・販売する場合は、許可が必要なものと必要でないものとがあったり、申請にかかる費用がエリアや内容ごとに異なったりと、複雑な申請ルールがあります。

化粧品をネットショップで販売する場合は、あらかじめ事務所のある都道府県の薬務課や、厚生労働省のホームページなどで確認するようにしましょう。

2-7. 梱包資材費は数千円~が目安

ネットショップの開業の際には、商品を発送する際に使用する梱包資材費も準備しましょう。

最低でも数千円程度の費用が梱包資材の準備に必要となります。

商品のサイズや特性に応じて、段ボールやクッション封筒、プチプチなどの緩衝材などを準備します。

梱包資材費の目安としては下記を参考にしてください。

【梱包資材費の目安】
段ボール:6千円(200箱。1箱30円~)緩衝材:数百~1千円前後(1ロール)クッション封筒:4千円(200枚。1枚10~20円)

費用は、準備する資材の量や資材の種類にもよりますが、例えば段ボール1箱あたり20~30円前後が目安です。200箱くらい用意するためには、段ボールだけでも6千円ほどかかるため注意してください。

梱包資材費は、数千円程度の費用が準備に必要といえます。

3. 【必要な資金②】ネットショップの構築に必要な費用の相場は0円~

ネットショップの構築

次に、ネットショップ構築に必要な費用の相場を紹介します。

ネットショップの構築費用については、利用するサービスによって0円からの構築も可能です。

ネットショップを構築する方法としては、次の3パターンが考えられます。

  • モール型サービスを利用する場合
  • ASPサービスを利用する場合
  • オープンソースを利用する場合

それぞれの構築方法によって、構築にかかる費用が異なります。また同じ構築方法においても、どの会社のサービスを利用するかによって費用は変わります。

詳しく見ていきましょう。

3-1. モール型サービスを利用する場合の構築費用は0~約32万円

モール型サービスを利用する場合の構築費用の相場は下記の表の通りです。

構築費用は0円〜32万円と利用するサービスによって大きく異なります。

【モール型サービスを利用する場合の費用一覧】

サービス名初期費用月額出店料その他手数料
Amazon(大口出品プラン)0円5,390円販売手数料:8%~15%(商品の種類で異なる)
楽天市場(がんばれ!プラン)66,000円(登録料)
※初回に登録料と月額出店料×12カ月分の合計323,400円を一括で支払う
21,450円システム利用料:月間売上高の3.5~7.0%
Yahoo!ショッピング0円0円・ストアポイント原資負担:1~15%・キャンペーン原資負担:1.5%・アフィリエイトパートナー報酬原資:1~50%・アフィリエイト手数料:アフィリエイトパートナー報酬原資の30%

※料金は、税込で表示

そもそもモール型サービスを利用する場合は、テンプレートが用意されているため、管理画面で商品画像や商品情報を登録したり、決済・配送手段の指定をしたりする程度の作業で準備が完了します。

構築作業は簡単で人件費などはほぼかからず、ネットショップ構築費用として発生するのは、サービス会社に支払う「初期費用(登録料など)」と開業月の「月額出店料」のみです。

この初期費用、月額出店料は、利用するサービス会社によって料金が異なります。

例えば、楽天市場を利用してネットショップを開くときは、初回契約時に1年分の「月額出店料」をまとめて支払う必要があります。

一方で、Yahoo!ショッピングは、初期費用などの構築費用は0円です。売上が発生してから初めて、その売上高にポイント負担率をかけた費用などが課されます。

3-2. ASPサービスを利用する場合の構築費用は0~約2万円

ASPサービスを利用してネットショップを構築する場合にかかる費用は下記の表の通りです。

ASPサービスを使った構築費用は0円〜2万円までと幅がありますが、モール型に比べると比較的安いといえます。

【ASPサービスを利用する場合の費用一覧】

サービス名初期費用月額利用料販売手数料決済手数料
BASE(スタンダードプラン)0円0円3%(サービス利用料)3.6 % + 40 円
STORES(スタンダードプラン)0円2,178円なし3.6%
カラーミーショップ(レギュラープラン)3,300円4,950円なし4.0%~※別途契約する決済代行会社によって異なる。
Shopify(スタンダードプラン)0円69米ドルなし3.3% + 0円
MakeShop(プレミアムプラン)11,000円11,000円なし3.19%~

※上記の表の価格は、各ASPサービス会社の標準プランについて記載しています。料金は税込。

ASPサービスを利用する場合も、フォーマットが決まっているため、管理画面で商品画像や商品情報を登録したり、決済・配送手段の指定をしたりする程度の作業で準備が完了します。

ネットショップ構築費用として発生するのは、サービス会社に支払う「初期費用(登録料など)」と開業月の「月額利用料」のみです。

「初期費用」や「月額利用料」は利用するサービス会社によって異なります。

例えば、BASEのスタンダードプランを利用する場合は「初期費用」と「月額利用料」が0円のため、完全に無料でネットショップを構築することができます。

ASPサービスでは、会社ごとに様々な料金プランが用意されているため、詳細は各サービスのホームページで確認するようにしましょう。

3-3. オープンソースを利用する場合の構築費用は2千~2万円が目安

オープンソースを利用してネットショップを構築する場合にかかる費用は下記の表の通りです。

オープンソースを利用したネットショップ構築費用は2千~2万円が目安です。

【オープンソースを利用する場合の費用の内訳一覧】

項目費用の目安
ドメイン取得費年額:数百~1千円
サーバー契約年額:1千~2万円
テーマ購入費0~2万円
決済手数料3%~(利用する決済サービスによる)

オープンソースは「無償公開」されているソースコードを利用してサイトを構築するため、オープンソースを利用する料金は発生しません。

ただし、ドメイン取得費やサーバー契約費などが別途かかります。

なお、オープンソースでネットショップを構築するためには専門知識やスキルが必要です。

構築するための専門スキルに不安があって、サイト構築を外部に委託する場合は、数十万円~の委託費用がかかります。

4. 【必要な資金③】ネットショップを運営に必要な費用の相場

ネットショップの運営資金相場

ここでは、ネットショップを運営していくうえで必要な費用の内訳と相場について紹介します。

ネットショップの運営費用は、

・ショップ経営に必要な費用

・ネットショップ構築に利用しているサービスに支払う月額利用料

の合計で計算されます。

詳しく見ていきましょう。

4-1. ショップ経営に必要な費用は、売上規模に左右される

ショップ経営に必要な費用としては次のものがあります。内訳を見てわかるように、ショップ経営費用は売上規模によって左右される項目が多いといえます。

【ショップ経営に必要な費用一覧】

項目月額費用の目安
仕入れ費用売上の30~60%
広告宣伝費売上の5~15%
梱包資材費数千円
通信費(インターネット・電話)数千円
倉庫代1万5千円前後~
人件費数万円~

仕入れ費用は、売上に原価率をかけた金額が目安となります。売上は最初は目標とする売上額を目安としましょう。原価率は取り扱い商品によって相場が異なります。

例えば、アパレル商品だと原価率30%~、ブランドコスメや家電だと90%~といった具合です。

ネットショップを運営するうえでは、広告宣伝費も大切です。広告宣伝費は、売上の5%~15%が目安とされています。

倉庫代は、売上規模が大きくなり、倉庫が必要になった場合に必要となる費用です。屋内トランクルームの場合、2畳で1万5千円前後から借りることができます。

売上規模が大きくなり人手を補充したい場合は、人件費も発生します。

システム構築やデザインなどで業務委託を行う場合は数万円から委託が可能です。

人を従業員として雇う場合は、月給25万円としても、社会保険料などの経費を含めて月額35万前後かかります。

4-2. ネットショップ構築に利用しているサービスに支払う月額利用料

ネットショップを運営する際には、ネットショップ構築に利用しているサービスに毎月利用料を支払わなければなりません。

支払う月額利用料は、利用しているサービスごとに異なります。

それぞれのサービスごとに支払う金額について紹介していきます。

4-2-1. モール型サービスでネットショップを構築した場合の月額運営費

モール型サービスに支払う月額利用料は下記の表の通りです。

【モール型サービスに支払う月額利用料】

サービス名月額出店料その他手数料(例)月商10万円の月額運営費の目安
Amazon(大口出品プラン)5,390円販売手数料:8%~15%(商品の種類で異なる)1万5千円
楽天市場(がんばれ!プラン)21,450円システム利用料:月間売上高の3.5~7.0%2万5千円
Yahoo!ショッピング0円ストアポイント原資負担:1~15%キャンペーン原資負担:1.5%アフィリエイトパートナー報酬原資:1~50%アフィリエイト手数料:アフィリエイトパートナー報酬原資の30%5,600円

モール型サービスを利用している場合、上記のような「月額出店料」と「その他手数料(売上に応じた手数料)」が月々運営費としてかかります。

4-2-2. ASPサービスでネットショップを構築した場合の月額運営費

ASPサービスで支払う月額利用料は下記の表の通りです。

【ASPサービスに支払う月額利用料】

サービス名月額利用料販売手数料決済手数料(例)月商10万円の月額運営費の目安
BASE(スタンダードプラン)0円3%(サービス利用料)3.6 % + 40 円6,640円
STORES(スタンダードプラン)2,178円なし3.6%5,560円
カラーミーショップ(レギュラープラン)4,950円なし4.0%~※別途契約する決済代行会社によって異なる。9,950円
Shopify(スタンダードプラン)69米ドルなし3.3% + 0円69米ドル+3,300円
MakeShop(プレミアムプラン)11,000円なし3.19%~14,190円

ASPサービスを利用している場合、上記のような「月額利用料」と「販売手数料」「決済手数料」について支払う必要があります。

「販売手数料」と「決済手数料」は利用するサービスの種類や、月々の売上に応じて金額が決まります。

4-2-3. オープンソースでネットショップを構築している場合の月額運営費

オープンソースでネットショップを構築した場合の月々の運営費用は次の通りです。

【オープンソースを利用している月額運営費】

項目費用の目安(例)月商10万円の月額運営費の目安
サーバー契約年額:1千~2万円数百円~2千円
決済手数料3%~(利用する決済サービスによる)3千円

オープンソースを利用して自社でネットショップを構築した場合は、サイト運営費として必要なのは「サーバー契約費用」と「決済手数料」の合計3千~5千円程度です。

モール型サービスやASPサービスを利用するよりもサイトの運営費は安く抑えることができます。

5.  ネットショップ開業に必要な資金を見積もる方法

資金の見積もり

ネットショップ開業の資金の内訳や相場について紹介しましたが、実際のところ、自社の事業において合計でいくらくらい用意すればいいのか気になりますよね。

そこで、ネットショップ開業に必要な資金を見積もる方法について解説します。

ネットショップ開業に必要な資金は、

  • ネットショップをどういった方法で構築するか
  • 売上目標がどのくらいか

など、開業する店舗の事情によって異なります。

具体的に見ていきましょう。

5-1.  開業に必要な資金の計算方法

ネットショップ開業に必要な資金の計算方法を端的に示すと下記の通りです。

【ネットショップ開業に必要な資金の計算方法】

ネットショップ開業に必要な資金の計算方法

3つの内訳費用のうち「ネットショップ開業費用」は予算に応じて節約しやすい部分です。

パソコンやカメラなどについて既に保有しているものを使ったり、電話機やプリンタは中古品を買ったりするなどして、費用を節約することができます。

また、「ネットショップ構築費用」は、構築方法としてどの方法・どのサービスを使うかによって見積もり金額が異なります。例えば、モール型で楽天市場へ出店するという場合は、約32万円かかりますが、ASPサービスでBASEを活用する場合は0円になります。

「ネットショップ運営費用」は、売上規模によって見積もり金額が異なるため、売上規模に応じた運営費用を足し合わすようにしましょう。

5-2. 見積り金額の計算例3つ

ここではイメージしやすいよう、見積もり金額の3つの計算例を紹介します。

モール型、ASPサービス、オープンソースなど、それぞれの構築方法を使った場合の見積もり方法の例を紹介しますので、自分の開業パターンに近いものを参照にしてみてください。

5-2-1. Yahoo!ショッピングでネットショップを構築し月商30万円の事業を開業する場合

モール型のYahoo!ショッピングで雑貨販売のネットショップを構築し、月商30万円を目標として開業する場合の開業資金は次の通りです。

【Yahoo!ショッピングで月商30万円事業を展開する場合の開業資金】

費用項目内訳合計
ネットショップ開業費用パソコン:5万円ソフトウェア:3万5千円撮影用機材:4万円梱包資材費:5千円電話機・プリンタ:0円(中古品を譲り受け)13万円
ネットショップ構築費用初期費用:0円月額システム利用料:0円0円
ネットショップ運営費用Yahoo!ショッピング運営費:1万8千円仕入費用:18万円(30万円×原価率60%)梱包資材費:4千円広告宣伝費:1万5千円(売上の5%)倉庫代・人件費:0円21万7千円
開業に必要な資金の合計ネットショップ開業費+ネットショップ構築費用+ネットショップ運営費用×3~6カ月分78.1万~143.2万円

開業に必要な資金の合計は、78.1万~143.2万円が目安です。運営費用を3カ月分確保するか、6カ月分確保するかどうかの違いで目安となる金額に差が出ます。

「ネットショップ開業費用」は、パソコンは最低限の機能のものにして価格を抑え、電話・プリンタなどは中古品を譲り受けて0円とするケースを想定しています。

なお「ネットショップ運営費用」のうち、「Yahoo!ショッピングの運営費」については、Yahoo!ショッピングの「月額費用シミュレーション」で下記の通り目安が計算できます。

【参考】Yahoo!ショッピングの運営費について
月商30万円の場合のシミュレーション額は下記の通り
ストアポイント原資負担:3,000 円キャンペーン原資負担:4,500 円アフィリエイトパートナー報酬原資:273 円アフィリエイト手数料:82 円入金サイクル手数料 0 円決済サービス個別手数料:8,836 円決済サービス基本手数料:無料
合計 16,691 円(税込 17,610 円)
※「Yahoo!ショッピングの「月額費用シミュレーション」」を元に算出

月商の売上規模を変えてシミュレーションができるため、シミュレーション用のホームページもぜひ活用してみてください。

5-2-2. カラーミーショップでネットショップを構築し月商30万円の事業を開業する場合

ASPサービスのカラーミーショップで古着販売のネットショップを構築し、月商30万円の事業を開業する場合の開業資金は次の通りです。

【カラーミーショップで月商30万円事業を展開する場合の開業資金】

費用項目内訳合計
ネットショップ開業費用パソコン・プリンタ:0円ソフトウェア:3万5千円撮影用機材:4万円梱包資材費:5千円電話機:3千円(中古品)「古物商許可証」取得費:1万9千円10万2千円
ネットショップ構築費用初期費用:3,300円月額システム利用料:4,950円約8千円
ネットショップ運営費用カラーミーショップ運営費:2万円仕入費用:15万円(30万円×原価率50%)梱包資材費:4千円広告宣伝費:1万5千円(売上の5%)倉庫代・人件費:0円18万9千円
開業に必要な資金の合計ネットショップ開業費+ネットショップ構築費用+ネットショップ運営費用×3~6カ月分67.7万~124.4万円

開業に必要な資金の合計は、67.7万~124.4万円が目安です。運営費用を3カ月分確保するか、6カ月分確保するかどうかの違いで金額に差が生じます。

「ネットショップ開業費用」は、パソコン・プリンタなどは現在保有しているものを使うなどして費用を抑える一方で、撮影用機材に4万円ほどお金をかけています。

古着販売などリサイクル・中古品を扱う場合は「古物商許可証」の取得が必要なため、申請費が発生します。

なお「ネットショップ運営費用」のうち、「カラーミーショップ運営費」については、カラーミーショップの「ショップ運営費用シミュレーター」で下記の通り目安が計算できます。

【参考】カラーミーショップの運営費について
月商30万円の場合のシミュレーション額は下記の通り
月額利用料:4,950 円(レギュラープラン)決済手数料:15,000 円オプション利用料:0 円(利用しないと仮定)有料アプリ利用料:0 円(利用しないと仮定)
合計 19,950 円
※「カラーミーショップの「ショップ運営費用シミュレーター」」を元に算出

カラーミーショップの「ショップ運営費用シミュレーター」では、月商ごとにシミュレーションを行ない、もっとも安いプランを選ぶことができます。

5-2-3. WordPressでネットショップを構築し月商30万円の事業を開業する場合

オープンソース型のWordPressでネットショップを構築し、アパレルセレクトショップとして月商30万円の事業を開業する場合の見積もりを紹介します。

【WordPressで月商30万円事業を展開する場合の開業資金】

費用項目内訳合計
ネットショップ開業費用パソコン:5万円ソフトウェア:3万5千円撮影用機材:7万円梱包資材費:5千円電話機:1万円プリンタ:1万円18万円
ネットショップ構築費用ドメイン取得:2千円サーバー契約:8千円テーマ購入:1万3千円2万3千円
ネットショップ運営費用仕入費用:9万円(30万円×原価率30%)梱包資材費:5千円広告宣伝費:1万5千円(売上の5%)決済手数料:9千円(売上の3%と仮定)倉庫代・人件費:0円11万9千円
開業に必要な資金の合計ネットショップ開業費13万円+ネットショップ構築費用0円+ネットショップ運営費用×3~6カ月分56万~91.7万円

開業に必要な資金の合計は、56万~91.7万円が目安です。運営費用を3カ月分確保するか、6カ月分確保するかどうかの違いで金額に差が生じます。

「ネットショップ開業費用」では、商品の見映えを重視して撮影用機材に7万円ほどお金をかけています。

「ネットショップ構築費用」としては、自前でサイトを立ち上げる必要があるため、ドメイン取得やサーバー契約の費用が発生します。仮にシステム構築を外部に委託する場合は数十万円規模の委託費用が発生します。

「ネットショップ運営費用」については、モール型やASPサービスと異なりサービス利用料を支払わなくてよいため、比較的安く抑えることができます。

5-3. 正確な見積り金額を出すには利用サービス会社などに問い合わせる

正確な見積もり金額を取るためには、利用するモール型サービス、ASPサービスなどに直接問い合わせるようにしましょう。

各サービス会社でさまざまな料金プランが設定されており、同じサービス会社を利用する場合でも、売上規模や商品数によってお得な料金プランが異なってきます。

このため、開業資金について正確な見積もり金額を把握したい場合には、各サービス会社に問い合わせて確認するようにしましょう。

6. 開業後に資金で失敗しないための注意点

失敗しないための注意点

ネットショップの開業資金について、相場や計算方法について把握できたことと思います。

開業資金についてしっかりと準備した場合でも、開業後、資金繰りで困らないために、なお注意したい点があります。

それは次の3点です。

【開業後に資金で失敗しないために注意したい点】

  • 運営資金は6カ月分確保しておくことがおすすめ
  • ASPサービスなどのプランは売上規模によって見直しが必要
  • 初期費用0円でも長期的にみると運営費の負担が重くなることがある

詳しくは次の通りです。

6-1. 運営資金は6カ月分確保しておくことがおすすめ

ネットショップの開業資金として、ネットショップの運営資金の3~6カ月分の資金を確保しておくことは先に解説した通りです。

この際、できればネットショップの運営資金は6カ月分確保しておくことをおすすめします。

ネットショップの場合、実際の商品がよく売れるようになるまで時間がかかります。軌道に乗るまで間、集客や販売に力を入れなければなりませんが、資金不足だと思うような広告が打てなかったり、販促活動が十分にできなかったりします。

資金は多めに確保しておき、開業から半年間は販促活動に集中できるようにしておきましょう。

6-2. ASPサービスなどのプランは売上規模によって見直しが必要

ASPサービスなどのプランを利用する場合、多くの利用プランが用意されていますが、売上が成長するにつれ、プランの見直しを行うようにしましょう。

ASPサービスのプランでは、売上規模によっては、格安プランの利用料の方が割高になることがあります。

例えば、A社の格安プラン・標準プラン・プレミアムプランについて、月々の売上規模別(月商規模別)に月額利用料を算出すると下記のようになります。

【A社の利用プランの売上規模別比較】

月商10万円の月額利用料月商50万円の月額利用料月商100万円の月額利用料
格安プラン9,600円48,000円96,000円
標準プラン10,000円30,000円55,000円
プレミアムプラン15,000円35,000円60,000円

格安プランは、月商10万円までは手数料がもっとも安いプランとなりますが、月商50万円を超えると、格安プランよりも、標準プランの方が手数料が安くなっています。

ASPサービスを利用している場合などで、売上規模が変わった場合には、料金プランの見直しをするようにしましょう。

6-3. 初期費用0円でも長期的にみると運営費の負担が重くなることがある

モール型やASPサービスを使ってネットショップを構築する場合、初期費用が0円でも、運営資金の負担が比較的大きくなるケースがあることに注意しましょう。

初期費用が0円でも、月額利用手数料として、一定額ではなく、売上高の数%を支払うケースが少なくありません。

その場合、売上が小さいときは少額の手数料支払いですみますが、例えば月商100万円を達成した場合は毎月数万円の販売手数料支払いが必要となります。

初期費用が0円でないプランの方が長期的にみてコストパフォーマンスがよいケースがあります。

モール型サービスやASPサービスの利用を決めるときは、長期的な視点に立ち、月額利用料の負担についてもよく比較して、利用サービスを選ぶようにしましょう。

7. 長期的にはコスパがよく自由度も高いオープンソースでのネットショップ構築がおすすめ

ウェブサイトの構築

ネットショップ開業資金について、「モール型サービス」「ASPサービス」「オープンソース」の3つのネットショップ構築方法別に費用を見てきました。

なかでも「オープンソース」のネットショップ構築費用とネットショップ運営費用が安価なことに気づいた人も多いのではないでしょうか。

【月商10万円のネットショップ構築・運営にかかる費用】

モール型サービスASPサービスオープンソース
ネットショップ構築費用の相場0~約32万円0~2万円前後2千~2万円
月額利用料の相場(販売手数料・決済手数料込)2万円前後2万円前後3千~5千円

オープンソース型は、構築費用・運営費用が安くすむうえ、ネットショップのデザインや機能面を自在に設計できます。

欠点としては、オープンソースでネットショップを構築するには、高度な知識やスキルが必要で難易度が高いといわれる点があります。

しかし、例えばWordPressなどの場合、無償や安価で利用できるネットショップ構築用のプラグインやテーマといった便利ツールが充実しているため、決してハードルの高い構築方法ではありません。

長期的に見れば、オープンソースは、運営費も安く、オリジナリティの高いサイトの構築が可能です。他社との差別化もしやすく集客もしやすいというメリットもあります。

ネットショップ開業においては、オープンソースでの構築をぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ

この記事では、ネットショップの開業資金について解説しました。

ネットショップ構築については、次の3つの費用を準備する必要があります。

ネットショップ開業に必要な資金 3つ

これらの3つの費用を下記のように合計して、必要な開業資金を計算してみましょう。

ネットショップ開業に必要な資金の計算方法

3つのうち、「ネットショップ構築費用」と「ネットショップ運営費用」については、ネットショップを構築する方法や売上規模によって差が出てくることに注意しましょう。

ネットショップの構築方法としてモール型やASPサービスを利用する場合は、初期費用0円でも長期的にみると運営費の負担が重くなることがある点に注意して、利用サービスを選ぶようにしましょう。

長期的な視点に立つと、オープンソースでのネットショップ構築が、費用面でも集客面でもおすすめです。これらの情報を、ぜひネットショップ開業を成功させるために役立ててください。

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カテゴリー: ネットショップ開業

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