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【個人・小規模】ネットショップの成功事例9選!成功者の共通点2つ

ホームネットショップ開業【個人・小規模】ネットショップの成功事例9選!成功者の共通点2つ

ネットショップ開業 · 2022年11月7日

「ネットショップを出店する前に、成功事例をみたい!」

「成功できるネットショップはどうやって自分の商品を広めているの?」

特に個人や小規模からスタートしたい法人、初めてネットショップを出店する方は、すでに上手くいっている成功事例を分析して、出店する際の参考にしたいですよね。

そこでこの記事では、ネットショップの成功事例を以下の3つの業種別にご紹介します。

【食品】ネットショップの成功事例4選
サイト名ネットショップの詳細
百姓百笑長野県の北アルプスの大自然で作られている野菜や食品を販売しているネットショップ
阿波ツクヨミファーム徳島県阿波市の野菜を生産している農家のネットショップ
Kurasu Kyotoコーヒー豆やコーヒーに使用するアイテムを販売しているネットショップ
パン&菓子工房くれよん地元の果物や素材を使ったパンを販売しているネットショップ
【雑貨・ハンドメイド】ネットショップの成功事例3選
サイト名ネットショップの詳細
Casa de Luz(カサデルス)ギフト用のキャンドルやウエディング用のキャンドルなどを販売や、キャンドルのスクールをしているネットショップ
やぎや生花店 (yagiya FLOWERS shop)生花や花束、花鉢、ドライフラワー、ブリザーブドフラワーなどを取り扱う花屋さん
astin muhler(アスティン ムーラー)押しフルーツで作ったスマホケースなどのハンドメイド雑貨を販売しているネットショップ
【アパレル】ネットショップの成功事例2選
サイト名ネットショップの詳細
bib-babよだれかけや子供向けのバックなどを扱うネットショップ
ha | za | ma「大人に向けたセーラー服」、「大人に向けた学ラン」といった独特の世界観を確立しているお洋服のネットショップ

自社と同じ業種のネットショップの成功事例を参考にしたい方は、当てはまる項目のリンクをクリックして見たいところから読み進めてみてください。

異なる業種の成功事例も参考にしてみたい方は、順番に読み進めてみましょう。

また、ただ成功事例を確認しても、どうして上手く「商品を広められた」、「売上が上がった」など分からないと思います。

本記事では、今回紹介した成功事例で共通する上手くいくネットショップの共通点2つも説明します。

成功事例に共通するうまくいくネットショップの特徴

さらに、ネットショップで失敗してしまうための原因や、成功するためにすべきことについても合わせて説明していきます。

本記事の内容まとめ

本記事を読むことで、ネットショップの成功事例が分かるだけでなく、成功するためにどのように実践していけばいいのか分かるようになります。

最後までじっくりと読み進めてみてくださいね。

目次

  • 1. 【食品】ネットショップの成功事例4選
    • 1-1. 成功事例①百姓百笑
    • 1-2. 成功事例②阿波ツクヨミファーム
    • 1-3. 成功事例③Kurasu Kyoto
    • 1-4. 成功事例④パン&菓子工房くれよん
  • 2. 【雑貨・ハンドメイド】ネットショップの成功事例3選
    • 2-1. 成功事例①Casa de Luz(カサデルス)
    • 2-2. 成功事例②やぎや生花店 (yagiya FLOWERS shop)
    • 2-3. 成果事例③astin muhler(アスティン ムーラー)
  • 3. 【アパレル】ネットショップの成功事例2選
    • 3-1. 成功事例①bib-bab
    • 3-2. 成功事例②ha | za | ma
  • 4. 成功事例に共通する上手くいくネットショップの共通点2つ
    • 4-1. 商品のこだわりや明確なコンセプトを発信している
    • 4-2. お店や商品を知ってもらうための工夫をしている
  • 5. ネットショップの失敗例でよくある3つの原因
    • 5-1. 費用のことを考えずにとりあえずネットショップを開業してみた
    • 5-2. ネットショップを出店すれば勝手に売れると思っていた
    • 5-3. お客様のことを考えていない
  • 6. ネットショップで成功するためにすべき3つのこと
    • 6-1. ショップの明確なコンセプトを伝える【あなたのお店にしかない魅力】
      • STEP①「誰にどんな価値を届けたいのか」を考える
      • STEP②自社独自の商品価値や世界観を伝えるコピーを考える
    • 6-2. 安心を感じてもらえる情報を掲載
      • ①迷いや疑問が解決できる商品説明
      • ②生産者の情報
    • 6-3. SNSを利用して集客して認知を広める
      • ①Instagram
      • ②Twitter
      • ③Facebook
    • 6-4. リピートしてもらえる工夫を行う
  • 7. まとめ

1. 【食品】ネットショップの成功事例4選

食品系ネットショップ

まずは、食品のネットショップの成功事例についてご紹介していきます。

【食品】ネットショップの成功事例4選
サイト名ネットショップの詳細
百姓百笑長野県の北アルプスの大自然で作られている野菜や食品を販売しているネットショップ
阿波ツクヨミファーム徳島県阿波市の野菜を生産している農家のネットショップ
Kurasu Kyotoコーヒー豆やコーヒーに使用するアイテムを販売しているネットショップ
パン&菓子工房くれよん地元の果物や素材を使ったパンを販売しているネットショップ

食品といえども、さまざまな種類のネットショップがあります。あなたのショップに近い業種など気になる項目から読み進めてみてくださいね。

1-1. 成功事例①百姓百笑

百姓百笑

出典:百姓百笑

百姓百笑
概要長野県の農家のネットショップ
主な掲載商品無農薬・無肥料野菜フルーツのチップス(リンゴチップス)無添加フルーツシロップ
プラットフォームポケマル・食べチョクで1年(ECモール)カラーミーショップで3年(自社サイト)
工夫しているところトップページで無農薬・有機栽培にこだわりを持っていることなど商品の良さをアピールSNSで農作業の様子や商品の情報を発信ネットショップのトップページにクーポンやプレゼント抽選券を掲示
集客効果商品の認知度が上がって売り上げが以前よりも増したリピーターさんがついてきた一度にまとめ買いしてくれるお客様も増えた

こちらは、長野県の北アルプスの大自然で作られている野菜や食品を販売しているネットショップです。

トップページで、「浄水場が必要ないくらい水が良い」ことや「無農薬・有機栽培にこだわりをもっていること」など、商品のコンセプトや良さが具体的に分かります。

また、SNSで野菜の豆まきの様子や生育状況など農作業の様子や、主力商品であるりんごチップスの商品情報や加工の工程などの情報を発信し、商品の良さを知ってもらう工夫をしています。

さらに、ネットショップのトップページに、LINE友だち登録でもらえるクーポンやプレゼント抽選券を掲示し、販売促進や情報発信に繋げています。

オンラインでの活動を始めたことをきっかけに、商品の認知度が上がり、売上が以前よりも増したそうです。

実際にリピーターが多いと感じるのは自社のネットショップで、中には購入回数が2桁を超えるお客様もいるそうです。さらに「一度に商品10点をまとめ買いしてくれるお客様もいる」と語っています。

参考:nou『【インタビュー】オンラインを活用している農家様に実際に効果はあったのか聞いてみた!』

参考:百姓百笑

1-2. 成功事例②阿波ツクヨミファーム

阿波ツクヨミファーム

出典:阿波ツクヨミファーム

阿波ツクヨミファーム
概要徳島県の農家のネットショップ
主な掲載商品化学農薬化学肥料不使用の野菜地元のたまごや加工食品地元のお肉・海産物
プラットフォームBASE
工夫しているところクーポンの活用販売状況をみながらリーズナブルに購入できるように畑からスマホで価格を調節ライブ配信でコミュニケーションを取る
集客効果5年で月商を5倍に月商10万円から60万円を売り上げる人気ショップに

こちらは、徳島県阿波市の野菜を生産している農家のネットショップです。

農薬や化学肥料を使わない自然栽培で、年間50~60品目を生産しています。販路はネットショップのみで、5年で月商を5倍にしたそうです。

当初、月商10万円~20万円だった売り上げが、コンスタンスに60万円~80万円を売り上げるほどの人気のネットショップになりました。

毎日食べる野菜は気軽に買えるものでありたいというコンセプトを元に、クーポンを活用したり、販売状況を見ながら、畑からスマホで値段を調節したりしてリーズナブルに購入できるショップづくりを心がけているそうです。

お客様とのコミュニケーションを取るために、

  • メールマガジン
  • 動画でのライブ配信

を行っているようです。

定期的に情報発信をすることにより、購入した方とのコミュニケーションが生まれ、リピーターが増えたと語っています。

参考:マイナビ農業『ネットショップだけで「5年で月商5倍」を実現!? 徳島の地方農家が成功を続ける3つの”秘訣”』

参考:阿波ツクヨミファーム

1-3. 成功事例③Kurasu Kyoto

Kurasu Kyoto

出典:Kurasu Kyoto

Kurasu Kyoto
概要京都府のコーヒー店
主な掲載商品コーヒー豆コーヒー器具
プラットフォームShopify
工夫しているところYouTubeやInstagramでの情報発信
集客効果ネットショップ経由の売り上げが全体の売り上げの8割に達し、コロナ禍で落ち込んだ売り上げを回復

こちらは、京都にあるコーヒー店です。コーヒー豆やコーヒーに使用するアイテムを販売しています。

新型コロナウイルス感染症の流行の影響で、営業自粛。実店舗の売上は81%も落ち込むという大打撃を受けました。

これを機に、自社のネットショップに力を入れ、2020年にはネットショップ経由の売り上げが全体の8割にも達し、落ち込んだ売り上げを回復させることに成功しました。

ネットショップの売上を伸ばした要因は、バリスタによるYouTubeやInstagramを活用したコミュニケーションだそうです。

コーヒーを抽出するテクニックや取引先のコーヒー焙煎士へのインタビューなど、コーヒーを美味しく飲めるコツやコーヒーの良さが分かる情報の発信などお客様にとって嬉しい情報が売上アップにつながったようです。

YouTube経由でネットショップを訪れるお客様は、以前に比べて10倍となり、売上アップに大きな貢献をもたらしています。

参考:日経クロストレンド『EC売り上げがYouTubeで大幅増 崖っぷちコーヒー店の起死回生策』

参考:Kurasu Kyoto

1-4. 成功事例④パン&菓子工房くれよん

パン&菓子工房くれよん

出典:パン&菓子工房くれよん

パン&菓子工房くれよん
概要地元の果物や素材を使ったパン屋さん
主な掲載商品くれよん本日のおまかせセットまるでブルーベリーブレッドミルクフランス紅玉を使ったうんまいアップルパイ
プラットフォームBASE
活用方法お客様に伝わる美味しそうな写真を撮る実物が見えないネットショップでも美味しさが伝わるような商品名に変える
効果美味しさが伝わるようになり、商品が売れるようになった

こちらは、地元の果物や素材を使ったパンを販売しているネットショップです。

ネットショップを始めたきっかけは、新型コロナウイルス感染症の影響で実店舗の集客が難しくなったことです。

期間限定で出品していたアップルパイが移動販売や実店舗でも人気で、地元の旬のものを提供したいという気持ちで、ネットショップでも販売しています。

ネットショップでは、商品の実物が見えないため、写真が大事だそうです。

「おいしそう」と思ってもらえるように、商品の背景に作業道具や素材など余計なものが映り込まないようにしています。

また、ネットショップでも買いたくなるように商品名をこだわったようです。

単に「アップルパイ」と出品しても、食べた感じが伝わりません。食べたときのことを想像できるように「紅玉を使ったうんまいアップルパイ」と変更。それを機にお客様に「おいしそう」と思ってもらえるようになり、売れるきっかけとなったそうです。

参考:BASE U『地元の「おいしい」を届けたい!移動販売30年・老舗パン屋の挑戦』

参考:パン&菓子工房くれよん

2. 【雑貨・ハンドメイド】ネットショップの成功事例3選

雑貨・ハンドメイド系ネットショップ

次は、雑貨やハンドメイドのネットショップの成功事例をご紹介します。

【雑貨・ハンドメイド】ネットショップの成功事例3選
サイト名ネットショップの詳細
Casa de Luz(カサデルス)ギフト用のキャンドルやウエディング用のキャンドルなどを販売や、キャンドルのスクールをしているネットショップ
やぎや生花店 (yagiya FLOWERS shop)生花や花束、花鉢、ドライフラワー、ブリザーブドフラワーなどを取り扱う花屋さん
astin muhler(アスティン ムーラー)押しフルーツで作ったスマホケースなどのハンドメイド雑貨を販売しているネットショップ

特に雑貨やハンドメイドは「ここで買いたいな」と思ってもらえるように、SNSでの集客に力を入れているようです。

どういったプロモーション活動を行っているのかを中心に参考にしてみてくださいね。

2-1. 成功事例①Casa de Luz(カサデルス)

Casa de Luz(カサデルス)

出典:Casa de Luz(カサデルス)

Casa de Luz(カサデルス)
概要キャンドル販売やキャンドルスクールをしているネットショップ
主な掲載商品キャンドル販売キャンドルを作るオンラインレッスン
工夫しているところInstagramでのプロモーション活動
集客効果半年で黒字化に成功Instagramでフォロワー600人から1万人を超えるフォロワーを増やしたキャンドルスクールの受講の問い合わせも増えた自家用に毎月購入するリピーターも増えている

こちらのネットショップは、ギフト用のキャンドルやウエディング用のキャンドルなどを販売や、キャンドルのスクールをしています。

どのように集客を行っているかというと、Instagramでのプロモーション活動です。

「起業した頃は毎日最低1回、できれば2,3回は投稿していました。広告宣伝費をかけないかわりに、投稿だけは毎日やると決めていました。」と語っています。

Instagram活用当初では、フォロワー600人でした。今では1万人以上のフォロワーまで増やしています。

ただ、商品を紹介するだけではなく、

  • 他にはないオリジナルの配合やデザイン
  • 火の灯り方が分かる画像
  • 火が灯った時が一番きれいに見えるキャンドルを作っている

など商品の良さが伝わる情報を発信しています。

ときには、なぜキャンドルを作っているのかという自分の考えや子育てで悩んでいることなど、自信の気持ちを投稿し、お客様の共感をつかんだことがきっかけで、キャンドルスクールを受講したいという問い合わせにもつながっているようです。

お客様の共感を得られるような発信や、商品のコンセプトの発信が商品の販売やリピーターにつながっています。

参考:起業家インタビュー『仕事と子育て – 理想のバランスで働くために未経験から起業 キャンドルを作ること、教えることを通して思いを伝えたい キャンドルスタジオCasa de Luz(カサデルス) 高野寧子さん』

参考:Casa de Luz(カサデルス)

2-2. 成功事例②やぎや生花店 (yagiya FLOWERS shop)

やぎや生花店 (yagiya FLOWERS shop)

出典:やぎや生花店 (yagiya FLOWERS shop)

やぎや生花店 (yagiya FLOWERS shop)
概要栃木県の花屋
主な掲載商品生花花束花鉢ドライフラワーブリザーブドフラワー
工夫しているところInstagramでの情報発信ホームページ上で写真や文章でコンセプトを伝えて、敷居が高くなく、身近に感じられるお花屋だとアピール
集客効果Instagramは母の日の注文だけで100件以上も入るようになった

こちらは、生花や花束、花鉢、ドライフラワー、ブリザーブドフラワーなどを取り扱う花屋さんです。

新しいお客様に気づいてもらえるように、Googleマイビジネスに情報を記載するだけでなく、Instagramを使い、情報発信をしています。

Instagramでは、

  • 季節の花のブーケ
  • ウエディングで飾ったお花
  • ウエディングでの準備風景の画像や動画

などお花の魅力が伝わり、実際に手にしてみたいと思わせるような情報が掲載されています。

Instagramの情報発信では、母の日の注文だけで、100件以上も注文が入っているようです。

花を買うというのは、少し敷居が高いというように感じる方も多いですよね?特に、男性の場合は、行きづらい、購入しづらいと感じる方もいらっしゃるでしょう。

ですが、ネットショップのホームページ上で、敷居が高い場所ではなく、「みなさんとより近い場所」であるお花屋さんだと分かるような写真や、買ってもらうというより「お花の魅力を伝えたい」という思いやコンセプトが伝わるような情報を発信しています。

参考:植物生活×フローリスト『花店インタビュー|どんなお客様にも親しみやすい店に|やぎや生花店』

参考:やぎや生花店 (yagiya FLOWERS shop)

2-3. 成果事例③astin muhler(アスティン ムーラー)

astin muhler(アスティン ムーラー)

出典:astin muhler(アスティン ムーラー)

astin muhler(アスティン ムーラー)
概要押しフルーツで作ったスマホケース
主な掲載商品押しフルーツのスマホケース押しフルーツの食器・箸置きアートボード
プラットフォームminne自社のネットショップ(プラットフォームは明記なし)
工夫しているところInstagramとTwitterを活用して情報発信をしている
集客効果メディアから取材を受け、商品購入に繋がった

こちらは、押しフルーツで作ったスマホケースなどのハンドメイド雑貨を販売しているネットショップです。

ファンを獲得するために、SNSでの積極的な発信を行っているそうです。SNSの特性やターゲット層によって使い分けることで、集客や商品の購入につながっています。

Instagramでは、女性受けしそうな映える作品の写真を公開。それがきっかけで、メディアから取材依頼や、百貨店のバイヤーさんから催事に作品を出してほしいとの依頼があったそうです。

Twitterでは、同業者やフリーランスに役立つ情報を発信。

ハンドメイド業界では、類似品が出回る心配をする方が多く、同業者向けの情報を発信しない方が大多数です。しかし、そういった情報を発信することで、ハンドメイド業界に挑戦する人が増え、作品が売れずに悩んでいる人のヒントになればと思い公開していると語っています。

ハンドメイド業界全体が盛り上がることで、自分たちの作品を広めるきっかけになっているようです。

直接的に商品の購入につながるような内容じゃなくても、役立つ情報を発信していれば、多くの人に目にとまり、そこからファンになってくれることもあるそうです。

参考:FREENANCE MAG『趣味で始めたハンドメイドが、夫婦で会社を営む本格的な事業に。『astin muhler』が大切にする「攻め」の姿勢』

参考:astin muhler(アスティン ムーラー)

3. 【アパレル】ネットショップの成功事例2選

アパレル系ネットショップ

最後に、アパレルのネットショップの成功事例をご紹介します。

【アパレル】ネットショップの成功事例2選
サイト名ネットショップの詳細
bib-babよだれかけや子供向けのバックなどを扱うネットショップ
ha | za | ma「大人に向けたセーラー服」、「大人に向けた学ラン」といった独特の世界観を確立しているお洋服のネットショップ

どちらのネットショップも手作りのものを販売しています。既製品にはないニーズに応えることによって、ネットショップで成功しています。

参考にしてみてくださいね。

3-1. 成功事例①bib-bab

bib-bab

出典:bib-bab

bib-bab
概要よだれかけを販売しているショップ
主な掲載商品おでかけしたくなるほめられスタイ赤ちゃんや子供のカバン赤ちゃんや子供の帽子
プラットフォームカラーミーショップ
工夫しているところお客様の声を取り入れて商品開発をしている
効果メディアからの取材実店舗を持つほど大きいショップへ成長

こちらは、店長である松本さんがお孫さんのために手作りしていたよだれかけが反響を呼び、ネットショップを始めた事例です。

「赤ちゃんはいくら可愛い服を着せても、よだれかけを付けると可愛い服がみえなくなっちゃう」との意見が出て、お出かけ用の可愛くて実用性があるよだれかけを作っています。

特に赤ちゃんは切るものが限られてます。洗濯が増えることから、おしゃれよりも実用性が求められますが、お出かけするときはオシャレして欲しいなという思いで作っているそうです。

お客様や身近な人の意見を取り入れて、商品開発につなげているそうです。

ネットショップのホームページにもお客様の声を掲載しています。お客様の声を参考にすることで、さらにお客様の役立つ商品が生み出され、今ではメディアからの取材や実店舗を作るほど人気があるショップになったと感じます。

参考:カラーミーショップ『60歳で起業! 孫へのプレゼントから始まったおでかけ用スタイの専門店「bib-bab」の話』

参考:bib-bab

3-2. 成功事例②ha | za | ma

ha | za | ma

出典:ha | za | ma

ha | za | ma
概要独特の世界観を確立しているお洋服のネットショップ
主な掲載商品受注販売の洋服受注販売のイヤーカフ・リング受注販売の家具(ソファーなど)
プラットフォームSTORES
活用方法Twitterを中心に情報発信
効果フォロワー400人から約4万人とファンを増やしている現在は約16万人のフォロワー数

こちらは、「大人に向けたセーラー服」、「大人に向けた学ラン」といった独特の世界観を確立している洋服のネットショップです。

初めて洋服を作ったのは、シンプルなリネンシャツ。しかし、シンプルなお洋服はネットやSNSではなかなか反応が得にくいと感じ、「大人に向けたセーラー服」と独自のコンセプトを確立しました。

SNSはかっこいいもの、かわいいものよりも、サブカル寄りのモノが人気だそうです。

「コスプレが好き」、「変身願望がある」と潜在的に思っていても、実際にやっていない人は多いです。そういったニーズに丁度いいバランスで応えられた結果人気が出ているように思います。

さらに、女優でモデルの瀬戸かほさん、写真家の安藤きをくさんという方とのルック撮影を機に、フォロワー400人から約4万人と支持されるようになりました。

2人の世界観とha | za | maの相性がマッチしたことや「大人に向けたセーラー服」と独特のテーマがヒットしたことをきっかけにファンを増やしていったようです。

参考:STORES『ネットショップオーナーインタビュー Vol. 16 ha | za | ma』

参考:ha | za | ma

4. 成功事例に共通する上手くいくネットショップの共通点2つ

ネットショップの成功事例分析

これまでは、各ジャンル別にネットショップの成功事例をご紹介しました。ただ成功事例を知るだけでは、どのようにして上手くいっているのか見つけ出すのが難しいかと思います。

この章では、今回ご紹介した成功事例で共通する、上手くいっているネットショップの共通点についてまとめていきます。

成功事例を見てみると、上手くいっているネットショップには、以下の共通点があります。

成功事例に共通するうまくいくネットショップの特徴

上記を参考に、マネできるポイントがあれば、自社でも取り入れてみましょう。

4-1. 商品のこだわりや明確なコンセプトを発信している

ネットショップで成功している店は、商品のこだわりや明確なコンセプトを発信しています。

現在、スマートフォンの普及や新型コロナウイルス感染症での巣ごもり需要の影響で、ネットショップの市場規模が拡大しています。

同じような商品を販売しているショップは他にも多く存在します。

多くのネットショップの中から、ライバル店にはない商品の魅力がなければ、購入しようと思ってもらえません。

自社を選んでもらうためには、自社にしかない、商品のこだわりや明確なコンセプトを知ってもらうのが重要です。

例えば「1-1. 成功事例①百姓百笑」では、ホームページのトップでは、

  • 浄水場が必要ないくらい水が良い
  • 南アルプスの大自然で作られているのがわかる画像
  • 無農薬・有機栽培にこだわりをもっていること

と文章や写真でアピールしています。

他の店にはない、その店独自の工夫や魅力が伝わり、販売へとつなげています。

ホームページはもちろん、InstagramやTwitterなどで商品のこだわりのポイントや作っている思いなど、自分でしか発信できない情報を発信しましょう。

「何が他の店と違うのか」、「差別化されている点は何なのか」、「伝えたい商品の良さは何なのか」など、テーマやコンセプトをはっきりと打ち出して発信するのがポイントです。

商品のこだわりや明確なコンセプトの伝え方《例》
ホームページ上に「無添加にこだわって作ったジャム」、「土壌にこだわって栽培している野菜」となど文章や画像を掲載する自社しかしていない制作方法だと分かるように動画にとってSNSにアップする洋服の世界観が伝わるようなモデルを起用して写真を撮る

4-2. お店や商品を知ってもらうための工夫をしている

成功しているネットショップは、お店や商品を知ってもらうための工夫をしています。

楽天市場やAmazonなどのECモールに出店するのであれば、月に10万円以上の費用が必要になりますが、ECモール自体を利用する人が多いため、集客をしなくてもそれなりに商品が売れます。

しかし自社のネットショップの場合も、実店舗で広告や宣伝をするように、商品を知ってもらう工夫を行わなければ、どんなに良いモノであってもを見てもらえません。

成功しているネットショップの多くは、SNSでお店や商品の情報発信を行っています。

例えば「2-2. 成功事例②やぎや生花店 (yagiya FLOWERS shop)」では、Instagramを使って以下のような情報を発信して、お店での活動や商品を知ってもらっています。

  • 季節の花のブーケ
  • ウエディングで飾ったお花
  • ウエディングでの準備風景の画像や動画

特にネットショップでは、どんな商品なのか実際に手に取ってみることができません。商品の特徴やどういったサービスをしているかなどが分かれば、お店への信頼度が高まり購入へとつながります。

また、ブログやYouTubeなどを利用し、商品の使い方など買ってもらう人が安心できる情報を掲載するのもおすすめです。

お店や商品の良さを知ってもらえる工夫《例》
Instagramでオーダーメイドの名入れのサービスがあると写真つきで掲載する野菜を育てている様子やラッピングしている様子を発信する美味しいコーヒーの入れ方をYouTubeやTikTokの動画で発信する

5. ネットショップの失敗例でよくある3つの原因

失敗の原因

ここでは、反対にネットショップの失敗例でよくある3つの原因をご紹介します。

よりよいものを届けたいと思っていても、以下のことをしてしまうと失敗してしまいます。

ネットショップの失敗例でよくある 3つの原因

後悔しないためにも、この3つの原因を確認しておきましょう。

5-1. 費用のことを考えずにとりあえずネットショップを開業してみた

近年、無料でネットショップを開業することができるサービスも増えているため、費用のことなど何も決めずにとりあえずネットショップを開業する方も多いです。

特に、ネットショップは少ない費用で始められるというイメージがあるため、何も考えずにとりあえずネットショップを始めてしまい、失敗してしまう人もいます。

しかし、実際にネットショップを始めてみると、月額料金がかかるサービスもありますし、月額料金が無料だとしても、販売するごとに手数料がかかります。

以下の費用がかかります。

ネットショップ開業で必要な費用《例》
初期費用(0円~1万円前後)月額利用料金(0円~1万円前後)手数料(販売毎に3.6%~6.6%)→月の売り上げが10万円だとすると、6,000円~1万円以上(※客単価2000円の場合)

そのほかに、商品の材料費や仕入れ費用、発送するときの梱包材費、広告を出すのであれば広告宣伝費などの費用もかかります。

何も考えずにスタートさせてしまうと、思ったよりも利益が出ずに赤字になってしまうということもあります。

小規模でスタートするとしても、立派な事業です。ネットショップを開業する前に、運用に当てられる費用など事業計画を考えておきましょう。

広告費を抑えたいからSNSやブログの発信を自社で行う見込みの売上が分からないから、月額料金がかからないネットショップ作成サービスを選ぶ経費を抑えるために、華美な装飾が付いていない安い梱包を選ぶ

5-2. ネットショップを出店すれば勝手に売れると思っていた

ネットショップを出店すれば何もせずに売れると思い放っておく、というのもよくある失敗例の1つです。

ネットショップを運営していくうえで「集客」は売上のカギとなります。

ただネットショップを開いただけでは、お客様は来てくれません。実店舗を運営するときは、広告を打ったり、チラシを配ったりしますよね。

実店舗の場合は、人が多い場所に出店すれば、お店を偶然見つけて入ってきてもらえることもありますが、ネットショップで集客をしていないと、誰にも見られません。

実店舗と同じように、Web広告を打つなどして集客をしなければなりません。Web広告は、即効性はあります。ただし、種類にもよりますが1ヶ月あたり、10万円~50万円ほどの費用がかかります。

近年では、SNSで情報発信を上手く行っているショップが成功しているケースが多いです。

SNSでの集客は、広告費用がかからないため、誰でもできる集客方法です。SNS集客の効果は、発信してから3ヵ月以上かかるといわれており、すぐに結果を出せるわけではありません。

毎日投稿したり、フォロワーさんとのコミュニケーションを取ったりと、地道に情報発信をしていく必要があります。

Web広告即効性はあるが、費用が月10万円~50万円ほどかかる
→資金に余裕がある場合におすすめ
SNSでの集客無料で始められるが、集客の効果を感じるのは発信して3ヵ月以上かかる
→費用をかけられない場合におすすめ

SNSを利用して集客したい方は「6-3.SNSを利用して集客して認知度を広める」で詳しく説明しますので、実際にネットショップを始めるときの参考にしてみてくださいね。

5-3. お客様のことを考えていない

失敗しているネットショップの原因の1つは、お客様のことを考えていないということです。

例えば、

  • 商品の画像が暗くて分かりにくい
  • 写真だけで商品の説明がない
  • 配送日時の記載がない
  • お問い合わせ先がない

などがあると、ネットショップで成功することができません。

お客様は、ネットショップで購入する際は、商品の実物を目にすることもできませんし、直接商品の詳細を聞くこともできません。

実店舗で購入するよりも慎重になります。

商品説明や発送日時などの情報がないと「本当に求めている商品が届くのか」、「入金後にちゃんと商品が発送されるのか」と不安に思います。

以下のように、お客様が安心できる施策を行うようにしましょう。

お客様が安心できる施策
商品が詳しく分かるようにあらゆる角度から写真を撮り掲載する商品の賞味期限や保存方法、使い方など知りたい情報の詳細を詳しく記載する気軽にお問合せできるように電話番号やメールアドレス、SNSのDMなど窓口を設けるクーポンや割引企画で口コミを書いてもらい、次のお客様が安心して買えるようにする

詳しくは、「6-2. 安心を感じてもらえる情報を掲載」でご紹介しています。すぐに実践してみてい方は、こちらを参考にしてみてくださいね。

6. ネットショップで成功するためにすべき3つのこと

ネットショップが成功してハッピーな2人

この章では、成功事例とよくある失敗例の原因を踏まえた上で、ネットショップで成功するために具体的にすべきことを解説します。

ネットショップで成功するためにすべき 4つのこと

ネットショップで成功するためには、最低限この4つを押さえておく必要があります。

ネットショップを始めるときにこの4つを実践してみてくださいね。

6-1. ショップの明確なコンセプトを伝える【あなたのお店にしかない魅力】

「4-1. 商品のこだわりや明確なコンセプトを発信している」でもお伝えしましたが、ネットショップで成功するためには、明確なコンセプトを伝える必要があります。

わかりやすく言い換えると、あなたのお店だけにしかない魅力を伝えることです。

繰り返しになりますが、多くのネットショップの中から、あなたのお店や商品を選んでもらうためには、「あなたのお店で買う理由」を伝えて、商品やお店の魅力を知ってもらわなければなりません。

いきなりコンセプトを考えるといわれても、難しいですよね。

コンセプトを考えるうえで重要なポイントを2つのSTEPでご紹介します。

コンセプトを考える2STEP
STEP①「誰にどんな価値を届けたいのか」を考えるSTEP②自社独自の商品価値や世界観を伝えるコピーを考える

順番に見ていきましょう。

STEP①「誰にどんな価値を届けたいのか」を考える

まずは、あなたが「誰にどんな価値を届けていきたいのか」を考えましょう。

例えば「3-1. 成功事例①bib-bab」でもご紹介しましたが、こちらのショップでは、赤ちゃんやお母さんに向けて、よだれかけを販売しています。

主力商品は、どこにでもありそうな「よだれかけ」ですが「お出かけ用の可愛くて実用性があるよだれかけ」と、どんな価値があるのか明確に分かります。

さらに「誰にどんな価値を届けたいのか」は、サイト内の「グランマーマのこだわり」でしっかりと明記しています。

まとめると、以下の通りです。

誰に?赤ちゃん・お母さん
どんな価値?◎ひとり一人の赤ちゃんの未来が輝いてほしい
◎赤ちゃんとお母さんを応援したい


★赤ちゃんやお母さんが商品を使って嬉しいポイント→素材は安心・安全なもの→実用性にこだわり、よだれかけの吸水性がいい→赤ちゃんのかわいらしさを引き出せるデザイン

参考:bib-bab『グランマーマのこだわり』

上記のように、ただ「よだれかけを売る」というだけでなく「どんなお客様がどうなってほしいか」を考えてみましょう。

どうやって考えたらいいのかわからない方のために、ワークシートを準備しました。画像を保存したりコピーしたりして、書き込んで実践してみてください。

【誰にどんな価値を届けられるのか、考えてみよう!】

誰に何の価値を届けるのか考えるワークシート

STEP②自社独自の商品価値や世界観を伝えるコピーを考える

次に、自社独自の商品価値や世界観を伝えるコピーを考えましょう。

野菜やパン、洋服、雑貨など、どこにでも似たようなモノはたくさんあるため、その店独自の商品を打ち出すのは難しいと思います。

たとえあなたのお店で扱う商品が差別化できなくても、価値や世界観がわかる魅力的なコピーをつけることで、「この商品はすごそう!」、「この店で買いたい」と思ってもらえるようになります。

独自のコピーを考えるポイントは、さまざまありますが、

  • 商品の売りは何なのか
  • 誰に向けた商品なのか

を簡単な言葉で、好奇心が沸くように伝えることです。

例えば、成功事例でいうと以下のようなコピーを打ち出しています。

パン&菓子工房くれよんアップルパイ→商品名『紅玉を使ったうんまいアップルパイ』
ha | za | ma洋服→商品名『大人に向けたセーラー服』

「パン&菓子工房くれよん」の『紅玉を使ったうんまいアップルパイ』は、美味しいパンということが一目でわかります。さらに、美味いではなく「うんまい」という表現が、本当においしそうと好奇心が沸く表現です。

「ha | za | ma」の『大人に向けたセーラー服』は、「大人に」と誰に向けた商品なのかが一目でわかります。さらに、「セーラー服は子供が着るもの」というアンバランスな点が興味を引くポイントとなっています。

商品のコピーを考えるのが難しい方は、以下の点を考えてみましょう。

メリットや効果がわかる《例》×無添加のジャム◎子供でも安心して食べられる無添加のジャム
《例》×国産の鶏肉とにらを使った冷凍餃子◎夕食やおつまみにささっと出せるカンタン冷凍餃子
数値化してみる《例》×たくさん売れているメロンパン◎1日100個売れているメロンパン

こちらも、ワークシートを準備しました。画像を保存したりコピーしたりして書き込み、実際にコピーを考えてみましょう。

【商品のコピーを考えてみよう!】

商品のコピーを考えるワークシート

6-2. 安心を感じてもらえる情報を掲載

次に、安心を感じてもらえる情報の掲載をしましょう。

例えば、写真で商品の状態をみても、「この服は私に合うのかな?そもそもちゃんと配送してもらえるのかな?」、「このお菓子は子供も一緒に食べられるのかな?」など迷いや疑問が生まれます。この迷いや疑問が解決できないと、お客様は商品を購入しません。

「5-3.お客様のことを考えていない」でもお伝えしましたが、いくら良いモノであったとしても、ネットショップで購入する際は、ちゃんと求めている商品が届くのか不安になります。

商品を手に取って、店員と直接会話しながら購入を決めるのができません。

お客様は、

  • 迷いや疑問が解決できる商品説明
  • 生産者の情報

があると、安心してネットショップを利用することができます。

①迷いや疑問が解決できる商品説明

ネットショップでは、お客様が商品を手に取る様子を見ることができません。購入に至る前に、何に悩んでいるか判断することができないですよね。

直接コミュニケーションが取れないネットショップだから、先回りしてお客様が知りたい情報を教えてあげる必要があります。

具体的にいうと「お客様が商品を購入するまでに迷いや疑問を解決できる商品情報」を記載します。

  • 商品の特徴
  • サイズ
  • 材質
  • 保存方法
  • 使い方
  • 値段

など

よりお客様に分かりやすく商品情報を記載するためには「6W2H:何が(What)・いつ(When)・どこで(Where)・誰が(Who)・誰に(to whom)・なぜ(Why)・どうやって(How)・いくら(How much)」を意識してみましょう。

【迷いや疑問を解決できる商品説明の例】

6W2H記載する説明商品情報の例
何が
(What)
商品の特徴・材質・容量・サイズ・種類など無添加で○○県のイチゴを100%使用したジャムです。
いつ
(When)
生産時期・商品の使用のタイミング・賞味期限などイチゴが旬の時期に、県内の農園から1年分の使用量を仕入れきれいに水洗いをして製造まで冷蔵保存しています。賞味期限が2ヶ月以上の商品をお送りいたします。
どこで
(Where)
使用シーン・生産地・流通ルートなど○○県産のイチゴを使用しています。
誰が
(Who)
ショップやバイヤーなど農家直送で発送しております。
誰に
(to whom)
お客様(ターゲット・ペルソナに向けて)〇歳のお子様から高齢者まで安心してご利用できます。
なぜ
(Why)
なぜこの商品を作ったのか・商品を選ぶ理由など毎日食べるものだからこそ、誰でも安心して食べられるジャムを作りたいと思い、商品化しました。
どうやって(How)使い方・食べ方・保存方法などヨーグルトやパンに塗って食べるとおいしくお召し上がりいただけます。開封後はすぐにお召し上がりください。未開封のものは常温で保存が可能です。
いくら(How much)価格・割引特典・送料・決済方法など税込980円送料:全国一律300円

ジャンルや商品によって、足りない項目もあるかと思います。実店舗で実際に寄せられた質問や疑問などがあれば「よくある質問」などを加えて記載しておくとよいでしょう。

②生産者の情報

繰り返しになりますが、お客様にとってネットショップでは誰が販売しているのかわからないため、不安に思うことも多いです。

直接コミュニケーションがとれないため、お客様は生産者や運営者の情報を見て信頼できるのかどうか判断します。

「このショップは安心して買い物できるかな?」と感じたとき、お客様は「特定商取引法に基づく表記」のページを見て生産者の情報を確認します。

ネットショップなどの通信販売をするためには、生産者の情報を記載した「特定商品取引法に基づく表記」の表示義務内容を記載しなければなりません。

※特定商取引法とは簡単に説明すると、通信販売や訪問販売などで買い物をする人を守るための法律です(参考:消費者庁『特定商取引法ガイド』)

具体的には、以下の情報を記載します。

  • 生産者や運営者の氏名・連絡先
  • 商品の送料・手数料
  • 支払方法・支払期限
  • 返品・交換の取り決め

など

具体的には、以下のように記載をします。

【特定商取引法に基づく表記の例】

販売者名○○(ショップ名)
運営統括責任者山田 花子
所在地〒○○○-○○○○東京都○○○○
電話番号03-○○○○-○○○○受付時間:10:00-18:00(土日祝を除く)
※受付時間外の場合は、メールにてお問い合わせください。
メールアドレス○○@○○○○.com
ホームページhttps://○○.jp
申込有効期限注文後5日以内といたします。
お支払方法銀行振込・クレジットカード・コンビニ決済
お支払期限注文より1週間以内にお支払いください。なお後払いの場合は、商品到着後2週間以内にお支払いをお願いします。
商品代金以外の料金説明送料(全国一律300円)※4,000円以上の購入で送料無料になります。コンビニ決済手数料:○○円
販売数量1個から
返品・交換・キャンセル等商品到着から2週間以内といたします。不良品、または明らかに商品説明と異なる商品は返品・交換にて対応致します。お客様のご都合による返品・交換は原則としてお受けでき兼ねます。※お客様都合の場合は送料をご負担いただきます。
プライバシーの保護当サイトはお客様のプライバシーを第一に考え運営しております。お客様の個人情報は、厳正な管理の下で安全に蓄積・保管しております。当該個人情報は法律によって要求された場合、あるいは当社の権利や財産を保護する必要が生じた場合を除き、第三者に提供する事はありません。

成功しているネットショップの中には、ホームページのトップページやSNS、ブログ等で運営者の顔写真や商品を作っているところなどの画像や動画を掲載しているショップもあります。

あなたができる範囲で、安心して利用してもらえるネットショップだということをアピールしましょう。

6-3. SNSを利用して集客して認知を広める

ネットショップを成功させるためには、集客の工夫を行う必要があります。

ネットショップを出店したばかりは、Web広告にお金をかける余裕もありません。しかし、ネットショップやその商品の認知度が低いことが課題となります。

お金をかけずに集客を行うのであれば、SNSを活用するのがおすすめです。

SNSでの集客は、すぐに効果がでるものではないため、こまめに情報発信をしなければなりません。

しかし、成功事例でご紹介したネットショップでも多くのショップがSNSを活用して集客を行っていました。

ただやみくもにSNSを使うのではなく、ターゲット層(顧客層)や発信したい情報に合わせて利用すると効果的です。できるのであれば「このSNS1本」と絞らずに、発信したい情報に合わせて複数のSNSを運用してみましょう。

ここでは、

  • Instagram
  • Twitter
  • Facebook

をご紹介します。

①Instagram

Instagramの集客の活用方法
写真や動画を投稿して、商品の魅力をアピールする商品に関連するハッシュタグで情報を発信する

Instagramはさまざまな国で利用されている人気SNSです。

写真・動画とテキストの両方でアピールすることができます。特に、流行に敏感な20代~30代の女性が多く利用しています。

雑貨や服、食品など商品の魅力をアピールするのに向いています。さらに、ネットショップへのリンクも貼れるストーリー機能や、アプリ上でショッピングできる機能もついているため、集客のために始めやすく使いやすいです。

ただし、Instagramには、拡散機能が付いていません。お店を知ってもらうためには、ハッシュタグを付ける必要があります。

近年Instagramでは、おすすめの商品やお店をInstagramのハッシュタグで検索する人が増えてきます。例えば、アパレル系のネットショップであれば、「#ファッション好き」など商品やお店に関連するハッシュタグを付けて投稿するようにしましょう。

【おすすめな人】
・20代~30代の女性が主な顧客層となる人
・商品を魅力的に見せたい人(特にアパレルやアクセサリー、食べ物、お花などのネットショップにおすすめ)

【利用する際の注意点】
・拡散機能がないため、商品に関連するハッシュタグをつけて、情報を検索してもらえるようにする

②Twitter

Twitterの集客の活用方法
・セールや新商品のお知らせとして利用する
・お客様に役立つ情報を発信してリツイートしてもらい、ショップの知名度を上げる

Twitterは、自分の興味があることや目の前で起きていることなどを気軽に投稿できるSNSです。

幅広い年代から利用されており、10代から20代の若年層の利用率が高いです。

Twitterは、セール情報や営業時間の変更などタイムリーな情報を発信するのに役立ちます。140字という短文で簡単に投稿ができ、リツイート機能など拡散機能が備わっているのが特徴です。

140字の短文と画像で、商品の誕生秘話やショップのストーリー、コンセプトを発信するのにも向いています。

ターゲット層(顧客)が共感してくれる内容を集めると、リツイート機能によって不特定多数の方にシェアしてもらえる可能性があります。

ただし、フォロワーが少ないと反応も少ないことがあります。知名度を広げるためには、自分から積極的に関連アカウントに「いいね」したり、フォローをしたりとコツコツと運用していくことが重要です。

【おすすめな人】
・10代~20代の若者に向けて発信したい人
・拡散力や口コミで広めていきたい人
・役立つ情報を発信して集客をしたい人
・商品誕生の秘話など発信したい人

【利用する際の注意点】
・フォロワーが少ないと反応も少ないため、積極的に自分から関連アカウントに「いいね」したりフォローしたりとコミュニケーションを取る

③Facebook

Facebookの集客の活用方法
・お客様とのコミュニケーションを取るツールとして利用する
・ワークショップなどのイベント情報やメディア掲載情報などアップし、集客をする

Facebookは、30代~40代の年齢層が中心に利用しています。

Facebookのアカウントを持っていないユーザーでもアクセスできるため、PR活動に役立てることができます。

実名制のSNSなので、お客様は安心してショップのページをフォローしたり、コメントを残したりすることができます。お客様とのコミュニケーションをとるツールとして活用するのがおすすめです。

また、他のSNSと比べて情報が時系列順に流れていかず、継続的に表示されることが多いため、ワークショップなどのイベント情報やメディア掲載情報などを発信して集客することにも向いています。

ただし、Facebookは、投稿を更新していなくても、古い情報がそのままWeb検索で表示されてしまいます。ユーザーは、リアルタイムな情報を好みます。

古い情報のままにしておくと「このネットショップは運営していないのかな?」と不信感にもつながりますし、サイトから離れていってしまう原因にもなります。

新商品の情報やイベント情報などがあるときなど、こまめな情報を発信するように心がけましょう。

【おすすめな人】
・30代~40代の年齢層の方に発信したい人
・お客様とのコミュニケーションを取る場として活用したい人
・イベント情報やおしらせなどを発信して集客したい人

【利用する際の注意点】
・更新しないと古い情報がWeb検索上に残ってしまうので、こまめに情報発信する必要がある

6-4. リピートしてもらえる工夫を行う

ネットショップで成功するためには、リピートしてもらえる工夫もしなければなりません。

立ち上げ当初は、新規のお客様に向けてアピールすることが重要です。しかし今後ネットショップを継続して成功させるためには、リピーターを増やしていく必要があります。

なぜなら、新規のお客様を獲得するコストは、リピーターを獲得するコストの5倍は掛かるという法則があり、長期的にみると、ネットショップの運営の利益を大きく左右するからです。

リピートしてもらうためには、お店や商品を気に入ってもらい「次もこのお店で買いたい」と思ってもらえるような工夫が必要です。

例えば、商品を購入してくれたお客様に以下のようなことを行ってみましょう。

リピートしてもらえる工夫
・商品を購入してくれたお客様にお礼状を同封したりメールを送ったりする
・その後の様子をメールでお伺いする
・商品の使い方や商品誕生の秘話など共感できる情報を発信する
・クーポンやポイントなどを発行して再度購入してもらえる工夫をする

お礼状やメールをどのように送ればいいかわからない方は、以下のテンプレートを参考にしてみてくださいね。

【お礼状・メールの例①新規のお客様編】

このたびは、ご注文いただきまして、誠にありがとうございます。
こちらの「○○(商品名)」は、お客様の声を元に5年以上もの年月をかけて開発した商品です。

丹精込めて作った○○を■■様に使って楽しんでいただければ幸いです。
これからも皆さまに喜んでいただける△△作りに努めてまいります。

ただいまメルマガ会員限定で上記商品の割引キャンペーンも実施しておりますので、ぜひこの機会にご覧ください。

今後とも、○○をよろしくお願いいたします。

○○ 店主○○○○

【お礼状・メールの例②2度目のお客様編】

平素より格別なご愛顧を賜りまして、誠にありがとうございます。
このたびご購入いただいた「●●(商品名)」は、当店で人気の高い商品です。前回購入いただいた「○○(商品名)」と併せて、楽しんでいただければと思います。

商品をご利用にあたり、何か変わった点はございませんでしたか?何かお気づきの点がございましたら、ご遠慮なくお伝えください。

また■■様のおめがねにかなうよう、より魅力的な商品を作っていく所存です。末永いご愛顧を賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

○○ 店主○○○○

メールや手紙の本文に、お客様の名前や前回購入した商品などの情報を加えると、「自分に対して送ってくれている」と特別感を演出することができます。

商品を購入してくれて「ありがとう」の感謝の気持ちが伝えられる文章を心がけてみましょう。

7. まとめ

ここでは、ネットショップの成功事例をご紹介しました。マネできそうな項目があれば、マネしてみてくださいね。

最後に、この記事の内容についてまとめておきます。

ご紹介したネットショップの成功事例は以下の9つです。

【食品】ネットショップの成功事例4選
サイト名ネットショップの詳細
百姓百笑長野県の北アルプスの大自然で作られている野菜や食品を販売しているネットショップ
阿波ツクヨミファーム徳島県阿波市の野菜を生産している農家のネットショップ
Kurasu Kyotoコーヒー豆やコーヒーに使用するアイテムを販売しているネットショップ
パン&菓子工房くれよん地元の果物や素材を使ったパンを販売しているネットショップ
【雑貨・ハンドメイド】ネットショップの成功事例3選
サイト名ネットショップの詳細
Casa de Luz(カサデルス)ギフト用のキャンドルやウエディング用のキャンドルなどを販売や、キャンドルのスクールをしているネットショップ
やぎや生花店 (yagiya FLOWERS shop)生花や花束、花鉢、ドライフラワー、ブリザーブドフラワーなどを取り扱う花屋さん
astin muhler(アスティン ムーラー)押しフルーツで作ったスマホケースなどのハンドメイド雑貨を販売しているネットショップ
【アパレル】ネットショップの成功事例2選
サイト名ネットショップの詳細
bib-babよだれかけや子供向けのバックなどを扱うネットショップ
ha | za | ma「大人に向けたセーラー服」、「大人に向けた学ラン」といった独特の世界観を確立しているお洋服のネットショップ

成功事例に共通する上手くいくネットショップの特徴は、以下の通りです。

成功事例に共通するうまくいくネットショップの特徴

反対に、ネットショップの失敗例でよくある原因は以下の3つです。

ネットショップの失敗例でよくある 3つの原因

成功事例や失敗例の原因を踏まえたうえで、成功するために具体的にすべきことは以下の4つです。

ネットショップで成功するためにすべき 4つのこと

本記事を参考に、ネットショップの開業が上手くいくことを願っております。

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カテゴリー: ネットショップ開業

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